弁護士になるにはどうしたらなれるの?
30歳過ぎても目指せる?
結論、弁護士は高卒でも、社会人でも、何歳でも!目指すことができます。
今回は現役受験生の私がこの悩みを深堀りしていきます。
弁護士の魅力を知りたい人
弁護士になれるのか悩んでいる人
法律初心者から、30歳すぎてから弁護士を目指し始めた国家総合職上位合格者の私が弁護士になるまでのストーリーは司法試験受験記に現在進行系で更新中。
弁護士になるには
弁護士って医者、会計士や不動産鑑定士なんかと並ぶ
超難関資格でしょ?
私なんかでなれるかな?
弁護士と聞くと、選ばれたエリートのイメージですよね。
確かに、弁護士になるには司法試験という最難関クラスの国家資格試験を突破せねばなりません。
そこでまずは弁護士になるにはどうすればよいのか、どんな人がなれるのか、下記のように分解してみていきましょう。
- 司法試験の受験資格を得るには
- 司法試験とは
- 司法試験の向き不向き
- 弁護士の向き不向き
- 弁護士の仕事
- 弁護士の年収
- 弁護士のキャリアパス
では早速、それぞれの項目について見ていきましょう。
弁護士なるには① 司法試験の受験資格を得るには
弁護士になるために絶対に必要になるのは司法試験の合格です。
司法試験の受験資格を持つのは、法科大学院(ロースクール)の修了者または司法試験予備試験(俗に言う、予備試験)の合格者のみです。
その司法試験の受験資格を大学や法科大学院を出ていない人には与えるためにできたのが予備試験。
大卒である必要もなく、また大学は必ずしも法学部出身である必要はありません。
そういう意味では予備試験は多くの人に弁護士になるための道を広げてくれた試験制度を言えますね。
弁護士なるには② 司法試験とは
司法試験は弁護士はもちろん、裁判官、検察官になろうとする人が必要な知識があるかを判断するための国家試験です。
司法試験の試験内容は短答式と論文式の筆記試験のみ。口述はありません。
2020年は予備試験合格者の89.4%が司法試験に合格。それだけ予備試験と司法試験は非常は似ているってことだね。
試験内容短答式 | 試験内容論文式 | 受験費用 | 期間及び回数制限 |
---|---|---|---|
・憲法 ・民法 ・刑法 | ・公法系科目 (憲法、行政法) ・民事系科目 (民法、商法、民事訴訟法) ・刑事系科目(刑法、刑事訴訟法) ・選択科目(知的財産法、労働法、租税法、倒産法、経済法、国際関係法(公法系)、国際関係法(私法系)、環境法から選択する1科目) | 28,000円 | 法科大学院課程の修了者は、同課程修了の日後の最初の4月1日から5年間の期間(受験期間)において5回受験することができ、司法試験予備試験の合格者については、同試験合格発表の日後の最初の4月1日から5年間の期間(受験期間)において5回受験することができる。 |
司法試験は5月中旬に4日間、短答式試験と論文式試験を同時に実施します。
つまり受験者全員が両方の試験を受けることになりますが、合否は短答式が合格点に達した人のみしか論文式の得点は開示されません。
弁護士なるには③ 司法試験の向き不向き
司法試験の勉強に向いている人の特徴は個人的に下記のように感じています。
- 論理的な人
- コツコツ努力できる人
- 難しいことを簡単に説明できる人
詳しくは司法試験の向き不向きの記事でまとめています。
弁護士なるには④ 弁護士の向き不向き
ここでは、実際に弁護士の先生が感じる弁護士に向いている人の特徴をお借りしました。
ここでは下記10つの特徴が説明されていました。
- 本を読むことが苦にならない人
- 多角的な視点を持てる人
- 理屈っぽい人
- 信念のある人
- 自信のある人
- 誠実な人
- 細かい人
- 議論が好きな人
- 時間が守れる人
- 秘密を守れる人
結構納得感のある特徴だなあと聞いていました。
私は10個中8個当てはまってた!みなさんはどうでしたか?
個人的意見ですが、「メンタルが強い人」も入りそうだなあと思いました。
弁護士なるには⑤ 弁護士の仕事
実際に弁護士ってどんな仕事をするのでしょう。
トラブルがあったときに、法の知識を使って解決するのが弁護士の仕事。
言わずもがな弁護士は法律の専門家であり、人々からの法律相談に乗ったり、相手方と話し合ったりします。
トラブルの内容はおおまかに民事と刑事の2種類に分けることができます。
民事事件
- 個人間や法人間など、私たちの身の回りの生活上で起こるさまざまな争いに関する事件。
刑事事件
- 警察が介入し、刑法上の犯罪が対象となる事件。
弁護士なるには⑥ 弁護士の年収
弁護士の年収について、気になりますよね。
私は一度気になって医者と弁護士の年収はどちらがコスパのよい職業なのかまとめたことがあります。詳しくはこちらを見てください。
弁護士なるには⑦ 弁護士のキャリアパス
まず司法修習登録後のキャリアは弁護士、検事、裁判官のいずれの道か。
検事になるためには採用面接をパスする必要があります。裁判官は修習中の成績や司法試験の順位も評価され、難関の司法試験合格者の中でも優秀でないとなれないとされています。
今回は司法修習修了後に多くの人が選ぶであろう弁護士のキャリアパスを見ていきましょう。
基本的には法律事務所に入るか、一般企業の法務部門に所属するインハウスローヤーかのどちらかになります。
また法律事務所の弁護士とインハウスローヤーはそれぞれにキャリアチェンジすることも多く、またその中で出世して上を目指したり、独立して開業したりと実にさまざまです。
司法試験合格後に、弁護士になった後の転職に使いたいエージェント・サイトはこちらでまとめました。
弁護士になるには まとめ
正直、弁護士になるのはめちゃくちゃ大変ですよね。
弁護士になるためには最難関クラスの国家試験を突破し、尚且1年の司法修習をおえなければなれません。
でも、権限や名誉があったり、収入がよい仕事につくためには何であろうと努力しなければいけないことには変わりはありません。
今すぐ弁護士になりたいわけじゃなくても、こういう資格は長い人生のちのちキャリアチェンジしたいときにも必ず活きる資格だと私は信じてる。
また、予備試験制度のおかげで医者のように医学部を必ず卒業しなければいけないこともないし、学歴がなくても誰でも何歳でも目指すことができるようになりました。
これからどんなキャリアでも歩める学生はもちろんのこと、社会人でも目指せるのは嬉しいですよね。
社会人経験がある程度は試験勉強や弁護士になったあとの業務にも活かしやすいというのは弁護士の魅力です。
弁護士を目指そうか迷っている人の一助となれば幸いです。
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