司法試験と予備試験の対策講座のテキストってどう?
体験者の率直な意見がききたい!
という悩みに答えます。
資格スクエアは2013年から始まった新興オンライン予備校です。
年々生徒が増え、そのフィードバックをテキストにも反映しているはず!
そこで今回は最新の6期を受講中の私がテキストについてのレビューをしていきたいと思います。
資格スクエアの評判・口コミをまとめたレビューはこちらで更新しています。(21年11月更新)
資格スクエアの予備試験講座6期7期の受講生。
法学は初心者だけど、23年の予備試験合格を目指しています。
\ 私が使っているのはこちら/
資格スクエア6期のテキストレビュー【現役受講生が徹底解説】
今回は資格スクエアのテキストに特化してレビューしていきたいと思います。
結論、資格スクエアのテキストの個人的な評価は下記です。
内容の充実度
わかりやすさ
使いやすさ
資格スクエアにはテキストといっても紙のテキストとPC画面上で開けるPDFのテキストがあります。
この2つの内容は全く同じです。
※20年3月時点で配送済みのテキスト。これですべてではありません。
さらに、講義の動画を見ながら確認できる「レジュメ機能」があります。
このオンラインレジュメからわからない言葉は法律の条文に飛んで確認することができます。
※資格スクエア公式ページより引用
その2種類があることを前提にレビューを見ていただけるとわかりやすいと思います。
それでは順番に見ていきたいと思います。
資格スクエア6期のテキストレビュー 内容の充実度
内容の充実度
内容の充実度という切り口としては、司法試験の範囲すべてをがっちりカバーしているわけではない。
でもそれが資格スクエアのよさでもあるのかも!
まず、内容の充実度についてですが、司法試験を受けたことがないので正直わかりませんが、法学未経験者のわたしでも憲法・民法・刑法の全体像をざっくりと理解はできました。
試験に出る確率のすくないところを削ぎ落としているので、法学全般の内容が充実しているわけではない。
司法試験の包括的な知識のインプットをざっくり早く終わらせることができたので個人的にはちょうどよい量かなと思っています。
ただ、試験に受かるために大切なところのみピックアップされているので、法学的な面白さを教える内容にはなっていません。
資格スクエア6期のテキストレビュー わかりやすさ
わかりやすさ
控えめにいってテキストは初学者にもわかりやすい!
今度はテキストの内容のわかりやすさに関してです。
テキスト自体についてもとてもわかりやすいですが、その他下記の付録がとても良かったですので順番に紹介します。
合格ロードマップ
まず、合格ロードマップから見ていきましょう。
これは、長い司法試験受験の道のりで、自分がいまどこにいるのかがわかるので全体のスケジュールをたてる目安になります。
これは資格スクエアのホームページにも載っているものと同じで、これは資格スクエアが得意とする最短ルートカリキュラムです。
これをさらに落とし込んだものがレベル別学習シートですね。
レベル別学習シート
レベル別学習シートとは、憲法・民法・刑法それぞれの学習の進捗を管理するための表です。
※レベル別シートの差し替えがあったため、画像を最新のものに差し替えました。(20年7月更新)
このシートは自分がどこまで終わったかを管理するのにわかりやすくとてもいい進捗管理表になっています。
カテゴリー別に完了までの推奨時間がかかれていますので、初学者でも何をやるべきかわかりやすいですね。
ただ、細かくみていくとこのレベル別学習シートの設定時間がやや雑ではあります。
例えば、刑法のアプリ内の問題を解く推奨時間が1時間となっていますが、実際には刑法のアプリの問題数は460問あり、問題を読むだけでも1時間では終わらないんですよね。
そのへんはちょっと雑な設定です。
※20年7月更新↓
レベル別シートの差し替えがあり、設定時間など修正されていました。
合格読本
憲法・民法・刑法それぞれのテキストと一緒にについてくる合格読本はとても参考になりました。
合格読本は、何を重点的にやるかや、どういうイメージで勉強すればよいかなど指針や講義全体の使い方を細かく書いてあるのでとても参考になります。
勉強法は巷にあふれていますが、正直どのやり方が効率がよいか分からなず迷ってしまいます。
そういうテクニック論を書いてあるわけではなく、勉強の段取りについて計画的に進めれば合格できますという内容を噛み砕いて提案されているのが個人的にとてもよかったです。
先がみえると逆算できるのでスケジュールを立てやすいですよね。
資格スクエア6期のテキストレビュー 使いやすさ
使いやすさ
最後にテキスト自体の使用感について見ていきたいです。
正直な感想としてテキストやオンラインレジュメは普通に使いやすい!
ただ、誤植が多いのが玉にキズ。
ここでは、端末別の使いやすさ、紙のテキストとPDFテキスト(以下、テキスト)とレジュメ機能について分けてレビューしていきたいと思います。
端末別使いやすさ
資格スクエアはPC、スマホ、タブレットでどこでもテキストを見ることが可能です。
通勤中や自宅以外の場所でスキマ時間で勉強したい私にはとっても便利です。
ですが、スマホだと少し小さく見づらいので安いタブレットを購入しました。
スマホだと若干見切れるのが気になりましたが、タブレットで見るとストレスフレーでした。
(※スマホを横にすれば見切れることはないです。)
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テキスト 使いやすさ
受講を悩んでいるときに資格スクエアのテキストは誤植が多いというレビューをたくさん見たよ。
ちょっと不安に思っていましたが、5期の人のレビューと比べると6期は誤植改善されているようです。
資格スクエアの公式ページからマイページに入るとわかりにくいですが【正誤表】に対照表があります。
ここからチェックしてみてください。
未だに1講義につき0~1個くらいのミスはポツポツあります。
2020年5月更新↓
ただ、正誤表にない誤りもたまにあります。
誤植というよりは、たま~にミスはあります。例えば「債務者」と「債権者」の使い方が逆だったりなど。
読めばわかるのでだいたい大丈夫ですが、一瞬「ん?」となります。
正誤表での確認はマストですね。
レジュメ 使いやすさ
資格スクエアではレジュメ機能を使って、大事なポイントを強調したり、直接書き込みをすることを推奨しています。
個人的に、私は結局レジュメは使いませんでした。
理由は2つで、オンラインでないと使えないからと、インデントが見にくいからです。
まず、オンラインでないと使えないので、通勤中などに使いたい場合は地下に入ってしまうと書き込みができなくなり不便でした。
次にインデントが見づらいので、結局自分でノートに書き写し、階層分けを自分でやらなければならない点です。
資格スクエアのインデントは階層が分かれていないのでパッと見てわかりにくいです。
何をいっているかを下の図を使って説明します。
これはレジュメをそのままコピーペーストして貼り付けたものです。
このままだとすっと頭に入ってこないので、自分で階層分けを下記の図のようにしなければいけません。
できれば、もともとこのようになっていればなあ、と思います。
こっちのほうが見やすくないですか?
これは気にならないひとにはどうでも良いポイントです。
個人的に階層分けされている方が見やすいので使いやすさは★3つとしました。
資格スクエア6期のテキストレビュー 買い足した本
ここまでは逆算コースについてくるテキストについてレビューしてきました。
ここでは、資格スクエアの6期のコースには含まれていないけど、購入したものを紹介します。
現時点で追加購入したのは判例100選シリーズです。
上記写真の6冊をまず購入しました。
判例100選については必ず読むべきという人と、不要という先生にわかれる。
今の所、私は辞書代わりに使っています。行政法はいらないという人もいたり・・そのへんは個人によるよう。
判例100選は法学部の人はすでに持っているかもしれません。
私は法学部出身ではなく、基礎を知らなかったのでイチからすべて買いました。
すでに法学の知識がある人にとっては既知情報だと思うので必要ないと思います。
もし法律の知識ゼロからのスタートの場合は、必読書ですよ。
2020年4月更新↓
あれから読み込んでみて、判例100選は初学者の自分には少しレベルが高いと思いました!
ここまですべて今はやらなくていいかなという結論に至り、来年以降に読み込みたいと思います!
判例100選に絞って読み込みインプットしていく方針は変えていません。
法律家の先生からは民法、民事訴訟法、会社法はじっくり読む必要あり。
憲法、刑法、刑事訴訟法は基本事案と判旨のみでよいとアドバイスいただきました。
資格スクエア6期のテキストレビュー まとめ
今回は資格スクエア予備試験講座6期を3か月使ってみて、テキストについてレビューしました。
もう一度まとめると、現時点で下記のような評価になりました。
内容の充実度
わかりやすさ
使いやすさ
まだ、憲法・民法・刑法のみの導入問期ですので、今後はどういうレビューになるか随時更新していきたいと思います。
正直、誤植はまだまだあるのが現状で使いにくいポイントなどはあります。
しかしそれ以上に必要なところを重点的にわかりやすくという意味では、資格スクエアのテキストは総じて優れていると思います。
また6ヶ月間使ってみて、気づいた点ややっぱり資格スクエアでよかったなという点はこちらの記事を更新していますので、参考にしてください。
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受講を悩んでいるひとの参考になれば嬉しいです。
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コメント
コメント一覧 (4件)
はじめまして。法学部生です。
資格スクエアさんのテキストレビュー拝見しました。講評ありがとうございました。
そこで1つ質問があるのですが、資格スクエアさんのpdfテキストはiPad端末に取り込んで、例えばgoodnotesなどのメモアプリにインポートさせることは可能なのでしょうか?
コメントありがとうございます!
Goodnotesを使用したことはないのですが、メモアプリへのPDFテキストの取り込みは可能かと思います。
pdfテキストは検索機能は使えますが、レイアウトを変更したり、書き込んだりレジュメ自体を編集をしたい場合はオンラインレジュメをコピペして取り込んだ方が使い勝手は良かったです。(すべてをコピペする手間は発生しますが)
難関資格マニア様
はじめまして。予備試験受験生です。
予備試験の学習開始時に資格スクエア6期の講座を受講しました。
しかし早々に事情で講座を乗り換えることにし、現ベクサの4S講座を受講をしました。
お陰様で論文の書き方が確立してきたのですが、4S講座の弱点として論点の網羅性が低いことが挙げられます。
そのため、4S受講生の中にはアガルートの重問を受講し論点知識の補強を行っている人が多いようです。
私も同様に重問を受講しようと考えたのですが、せっかく資格スクエア6期の教材と音声が手元にあるので、論証集と論文問題集(基礎問パート)を使って論点の網羅性を上げていこうと考えました。
しかし、資格スクエア、特に6期の教材は論点の網羅性が高くないという評判を耳にしました。
難関資格マニア様から見て、論点知識の補強を目的として資格スクエア6期の教材を使うという案について、どのようにお考えになりますか。
RIRK様、コメントありがとうございます!確かに6期の論証集及び問題集は網羅性が低いとは思っており、現に7期の論証集を見るとかなり充実しておりますので、おそらく受験生の要望を反映し、資格スクエアさんとしても不足していた認識があったのかなとおもいます。私は最初に6期テキストを進め、足りない分をアガルートの論証集で補っておりました(重問と旧試過去問)。なので、時間が十分あるなら重問で論点拡充、なければ既存資源の活用の観点から6期の論証集で、絶対に押さえなければならない論点を浚っておくのは良いかと思います(当然ながら6期テキストのみでも合格される方はおりますので、一定の学習効果はあろうかと思います)