
予備試験に合格するためのおすすめの予備校は?
2021年最新の予備校情報を知りたい。

予備試験合格者の80%以上が司法試験に合格してるよ!つまりキモは予備試験。
司法試験合格まで一般的に勉強時間が約2,000時間~9,000時間程度必要になると言われています。
独学で合格した人で10,000時間超えていたという人も。

いっ・・いちまんじかん!?でもそこまで人によって勉強時間数に差がでるのはなぜ!?

予備試験の試験内容は膨大で、すべてを網羅することは不可能に近い。つまり、取捨選択できるカリキュラムを組んでくれる予備校選びがとっても大事。
詳しくは弁護士になるにはに弁護士になるまでの条件、年収、キャリア、向き不向きを書いています。
そこで、司法試験受験者がよく使っている人気予備校5社を比較してみました。
また、ここでは予備試験に合格してから司法試験を受けることを前提とします。
予備試験の予備校選びに悩んでいる人
予備試験予備校を簡単に比較したい人

現役予備試験受験生。各社から資料請求したり、説明会を聞いたりして予備校選びしたよ。
メインは資格スクエア6期と7期、サブでアガルートuにもお世話になっています。
法律初心者から、30歳すぎてから弁護士を目指し始めた私が弁護士になるまでのストーリーは司法試験受験記に現在進行系で更新中。
司法試験・予備試験 予備校5社を比較【2021年版】

では、今回比較の対象としている予備校は下記です。
老舗の有名どころの伊藤塾・LEC。
加え、新興オンライン予備校で近年人気急上昇中のアガルート・資格スクエア。
低コストが魅力のスタディングの5社を対象にしました。
- 伊藤塾
- アガルート
- 資格スクエア
- LEC
- スタディング
司法試験予備試験 予備校① 伊藤塾

- 司法試験を志すものなら誰もが知っている老舗予備校。実績は一番。受講生、講師も最多。
- カリキュラムが手厚く、カバー範囲が広く、テクニックではなく王道の勉強法を教えてくれる。
- 昔ながらの通学メインでオンラインには対応しているものの、機材が古く苦手な印象。
伊藤塾の評判や口コミについても詳しくまとめています。
オンライン予備校で人気の資格スクエアと具体的に何が違うのか知りたい方はこちらも参照してください。6つの項目で伊藤塾と資格スクエアを比較しました。
\ 合格者実績ナンバーワン /
司法試験予備試験 予備校② アガルート
- 高品質なテキストと論文対策講座が看板コースとなっている。
- 低価格なコースからしっかりサポートしてもらえるコースまで幅広く揃えている。
- 高額ではあるが個別指導をしっかりしてもらえるカリキュラムで21年に合格者を爆増させた。
アガルートの口コミや評判については、メリット・デメリットに分けて詳しくまとめています。
アガルートと資格スクエアを比較した内容、アガルートと伊藤塾を比較した内容もまとめています。
どっちも使っているからこそわかるコスパや内容も比較しています。
\ 5月末までキャンペーン中/
司法試験予備試験 予備校③ 資格スクエア
- カリキュラムがシンプルで講義時間が短い。
- 講義の難易度が初学者向けに設定されている。
- 元伊藤塾の看板講師である高野先生の講座が伊藤塾の半額で聞けることで人気急上昇中。

実際に使ってみて、やはり受講生が絶賛する高野先生の講義はすばらしい。
カリキュラムも噂通り効率化されてて時間のない人に最適。
一方で資格スクエアの内容は本番では絶対落とせないとは思う。
実際に逆算プランを3か月使ってみて、資格スクエアのテキストの内容について感じたこと、半年間資格スクエアを使ってみてよかったところ・気になったところもまとめています。
また今回の評価基準には含めていませんが、20年度、資格スクエアのテキストの一部に他社の書籍を不正に利用していたという問題がありました。
受講生への影響は特になく、すでに著者や出版社とは和解済みですが気になる方はこちらを参考にしてください。
\ 19年の論文1位合格者輩出 /
司法試験予備試験 予備校④ LEC

- TACと並ぶ老舗資格予備校で安心感がある。どちらかいえば、予備試験よりも司法書士、行政書士に強い。
- 単発講座の種類がこの中でも一番多く、自分の好きな講師や講座の選びやすいのが特徴。
- 看板講師が流出しているものの、今までの合格者実績や講師のノウハウがある。
LEC予備試験講座の口コミと評判についてもまとめています。
伊藤塾とLECの比較も詳しくまとめています。
\ 法律系大手予備校といえば /
司法試験予備試験 予備校⑤ STUDYing(スタディング)

- 価格が圧倒的最安値。
- 30分1コマのオンライン講座でスマホ1つで開始できる。
- ただし質問回答サービスはないので、ほぼ独学スタイルとなる。
スタディングの口コミや評判についても詳しくまとめています。
\ 業界最安値/
司法試験・予備試験 予備校 比較ポイント① 価格
定価(税込) | その他特典 | キャンペーン | 期限 | |
---|---|---|---|---|
伊藤塾 | 1,173,000~1,364,900円 | 再受講・グループ割 | クーポンコードで 最大80,000円割引き | 3月末 |
アガルート | 932,800~1,922,800円 (652,960~1,345,960円) | 再受講・他資格割など 予備試験合格者に司法試験講座20万円分プレゼント | 早期申込み30%オフ | 6月末 |
資格スクエア | 547,800~987,800円 | 再受講・他資格割など | オンライン説明会出席で 割引あり その他の取得方法はこちら | ⁻ |
LEC | 1,102,870~1,392,000円 | 再受講・他資格割など | 早割80,000円割引き | 1月末 |
スタディング | 90,750~142,780円 | 合格お祝い金最大20,000円 | 無料会員登録で割引あり クーポン取得方法はこちら | ⁻ |
※()内は割引後価格。
STUDYingが圧倒的安さです。予備試験対策と司法試験対策を両方購入しても20万円程度。

予備試験司法試験講座の平均価格は80万~100万円前後なので、これは価格破壊に近い・・。
受験を迷っている人などはまずはスタディングで試してみて決めるのも手かも?
LECは担当の講師や、通学・通信(DVD)・WEBなどの選択肢が豊富なため、自分のスタイルから選ぶことができます。
ただし、実際に校舎に通ってブースでDVD講義を聞くスタイルが一番安いものにはなりますが、せっかくの通学予備校のメリットがあまり活かせないかもしれません。
アガルートは大きく分けて3つのコースを揃えています。価格の幅が広いのはフォロー制度や添削・質問対応などのオプションによって大きく異なりますが、フォローのいらない人にとっては早割期間は65万円からスタートできる非常にコスパよしの予備校と言えます。
資格スクエアも同様に3コース。価格帯はアガルートに似ていますが、講義の内容がアガルートより軽い、一方で添削が200通もついているのが特徴です。
それぞれのコースの違いの詳細は順番に見ていきましょう。
最後は伊藤塾です。ここは言わずとしれた有名校なので、値段の高さは目をつぶるしかないでしょう。

たいていの予備校は公式HPの価格に割引き特典があったり、無料で講座をつけてくれたりするよ。
- 伊藤塾は早割以外の割引きはあまり発行されない。
- LECについては学生の場合はおそらく大学生協購入が一番安い。
司法試験・予備試験 予備校 比較ポイント② 看板講師

代表講師 | 特記事項 | |
---|---|---|
伊藤塾 | 伊藤・呉 | 言わずとしれた塾長 伊藤先生を始めその他の講師も全員弁護士。 講師数随一。 |
アガルート | 工藤 | 元LECでアガルートの社長の工藤先生が担当。 |
資格スクエア | 高野 | 伊藤塾の看板講師の高野先生の講座が人気。 |
LEC | 田中・赤木・柴田 | 伊藤先生などの人気講師が独立の傾向あり。 |
スタディング | 小村・小倉 | 看板講師は特になし。 |
やはり老舗の伊藤塾は講師は約16名でそろえ方が群を抜いていますね。講師陣は、伊藤先生や呉先生、本田先生、井関先生など、授業がわかりやすいと評判の先生が多数在籍しています。
次に講師の人数が多いのはLECです。1年合格コースなどはメインは田中先生が担当ですが、他にも赤木先生、柴田先生、武山先生を選ぶこともできるのがLECの魅力です。
ただし、LECは伊藤先生や高野先生などの看板講師を引き抜かれてしまったため、今現在看板と呼ばれる講師はいません。ただ老舗ゆえ蓄積されたノウハウはそこまで劣ってないと願うばかりですね。
資格スクエアの最大の魅力は高野先生がいることでしょう。
他にも広瀬先生など元LECで活躍されていたキャリアの長いベテラン講師の講義もとてもわかり易いです。残念なのが、同じく6期の看板講師であった吉野先生の講義はなくなる可能性が高いことですね。

7期の講座はすべて公開されていないのでいまのところ不明ですが、吉野先生は離脱では?と噂されています。
個人的には吉野先生の講義は中級者向けに面白い説明だったので、万人に受けるのは高野先生だと思う。
資格スクエア5期は実は評判が賛否分かれる講師の方がいましたが、6期には高野先生に変更になり、現時点で7期の授業を確認する限り高野先生が継続することは確定なので安心ですね。
そしてアガルート。オンライン予備校ながら、工藤先生を始め実に11名もの講師の方が在籍しています。
予備試験速報をYoutubeで解説してくれているぎゃるお先生(石橋先生)の動画を見たらわかりやすさを納得してもらえるかと思います。
渥美先生は司法書士の民法講座で有名なアガルートの看板講師の一人です。
司法試験・予備試験 予備校 比較ポイント③ 質

内容・質は最も重要なポイントです。
ここでは、講義の内容と口コミの2つのポイントから予備校講座の質を見ていきましょう。
司法試験予備試験 予備校 講義の内容
ここでは、各予備校がおすすめする代表的なコースを取り上げて講義時間などを比較してみました。
22年合格目標コースとしては20年12月時点リリースされたばかりなので、一部確認中のままになっていることをご了承ください。
代表講座名 | 税込価格 | 講義時間数 | テキスト | 質問 | 添削 | 模試 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
伊藤塾 | 司法試験 入門講座 2年合格コース 【伊藤塾長クラス】 | 1,299,900円 | 約819 時間 | 〇 | 〇 | 147通 | 公開 模試 |
アガルート | 予備試験1年合格 カリキュラム (マネージメントオプション 通信) | 1,292,060円 | 約631 時間 | 〇 | FB | 150通 | 自宅 模試 |
資格スクエア | 逆算プラン(7期) | 877,800円 | 約400 時間 | 〇 | メール | 200通 | 自宅 模試 |
LEC | 予備試験 1年合格専用 コース 通信DVD | 1,323,300円 | 約700 時間 | 〇 | 〇 | 不明 | 自宅 模試 |
スタディング | 予備試験合格コース (総合) | 142,780円 | 約342 時間 | 製本 テキスト なし | × | × | 自宅 模試 |
これは基礎講座から直前対策までを含む初学者向けのコースを比較しています。
また、資格スクエアとアガルートに関しては現時点HP上で講義時間情報を見つけられなかったため、自分が使っている20年度の講義数を数えて載せています。LECに関しても20年度の情報です。
伊藤塾とスタディングはほぼ19年から講義時間について変化がないことを加味するとこの3社についてもそこまで大きな増減はないと考えます。
伊藤塾の講義時間は長いと有名ですが、やはり最長ですね。それと比べると資格スクエアは宣言どおり半分。

ここで注目したいのは答練の添削。これは20年度まで資格スクエアが150通、アガルートが60通であったことを考えると2社とも添削対応数を増やしています。
予備試験の最大の難関と言われる論文。
皆が苦手な部分のアウトプットの対策に力を入れてくれるのは助かりますね。
模試に関してはLECは昨年度より感染拡大防止のため自宅模試になり、自社の公開模試は伊藤塾だけになりました。(辰巳はあり)
資格スクエアは自宅受験ではありますが、独自開発のAIを使った過去問から予想した未来問という模試を提供しています。
また、資格スクエア、アガルートに関しては基本は自宅模試のみですが、有料で評判が高い辰巳法律研究所の公開模試を受けることも可能になりました。

講座の強い資格スクエアとアガルートに模試が強い辰巳が売り込んだんだね。
スタディングに関しては、コスト削減のためWEBテキストのみで製本テキストがないのが注意したいポイントです。
司法試験予備試験 予備校 口コミ
ここでは実際にそれぞれの予備校を使った人の口コミや評判を取り上げました。
どの予備校も良い点・悪い点はあるので簡単にまとめました。あくまで口コミは個人の意見なので、人によっては捉え方が異なる方もいることをご留意ください。
予備校 | 良い口コミ | 悪い口コミ |
---|---|---|
伊藤塾 | ・業界実績ナンバーワンで安心・信頼感あり ・伊藤先生はもちろん、呉先生の講義は業界随一で丁寧。 ・伊藤塾オリジナルテキストのみで合格できたという声も多く、質は一番という口コミが多い。 | ・WEB設備(衛生・デバイス対応)が古く整っていない ・生徒数が多いため個別指導対応は手厚くはない ・授業が学説推しでやや宗教色強く感じる人も |
アガルート | ・オンラインなのに個別対応が充実。 ・対面での指導やフォローアップを講師自ら指導してくれる ・テキストは講師自ら作成しており、特に工藤先生のテキストの質の高さに定評がある。 | ・会場での模試がない ・スマホなどで問題演習したりする機能がない ・解説が中級者向けのため単発講座のみではやや使いにくい |
資格スクエア | ・法律初学者にもわかりやすい丁寧な講義 ・添削が200通可能と業界でも最も丁寧な答練対策 ・オンラインレジュメやスマホアプリなどあらゆる端末で勉強可能 | ・テキストの間違いが多い ・会場での模試は別で大手予備校に申し込む必要がある(未来問はあり) ・手厚い対面のサポートはないため自分で勉強できる人向き |
LEC | ・講師や講座の数が多いのでカスタマイズしやすい ・全国各地に校舎があるので通いやすい ・老舗予備校ならではのノウハウがあるので安心 | ・DVD講義の画質が悪い ・司法試験よりも司法書士に強い印象 ・フォロー制度を利用しない人にとっては価格が高すぎる |
スタディング | ・他の予備校と比較して段違いに安い ・1コマ30分単位でオンラインで受講できるため、スキマ時間の勉強には非常に使い勝手がいい ・学習フローや進捗管理をスマホで管理できるツールが整っている | ・講義内容は最低限 ・論文などの添削対応がなく演習量が少ない ・質問対応がなかったりサポート体制は手薄なので、ほぼ独学になる |
司法試験・予備試験 予備校 比較ポイント④ 実績

最後に最も気になるポイント、実績を見ていきましょう。
資格スクエア、LEC、スタディングについては令和2年の合格実績は、21年3月現在はまだ更新されていませんでした。
予備校名 | 2019年 予備試験 合格実績 | 2019年 司法試験 合格実績 | 2020年 予備試験 合格実績 | 2020年 司法試験 合格実績 |
---|---|---|---|---|
伊藤塾 | 376名合格 | 1,122名 | 360名 | 1,234名 |
アガルート | 非公開 | 523名 | 不明 | 650名 |
資格スクエア | 100名以上 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
LEC | 非公開 | 過去25年間(1993年~2018年) で総計5,134名 | 非公開 | 非公開 |
スタディング | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
全合格者数 | 最終合格者 476名 | 1,502名 | 最終合格者 442名 | 1,450名 |
予備校を掛け持ちしている人も多いのですが、実績面では圧倒的に伊藤塾ですね。
ただ、伊藤塾に関しては受講生も他の予備校よりは圧倒的に多いとは思います。
2020年で大きく実績を伸ばしたのはアガルートです。マネージメントオプション(マネオプ生)の強さを見せつけました。
伊藤塾とアガルートの実績を足すと総合合格者数を超えるので予備校を掛け持ちしている人も多いのでしょうが、この2校が合格者占有率を大きく占めることがわかります。
資格スクエアは19年度に論文の1位合格者を輩出しましたが、20年度の実績はまだ公開していません。
LEC は過去実績というよくわからない書き方をしていてまた、2018年以降の更新は止まっていました。近年は合格者減少か?という声もありますね。実際に個人的に問い合わせたところ、200名くらいの受講者に対して20名くらいの合格報告があると解答いただきました。
司法試験・予備試験 予備校 比較 まとめ

以上より、じっくり司法試験に時間を費やせ、お金に余裕のある人は 伊藤塾が司法試験合格への王道です。
実際に通っている人も多いものの、実績の多さがその実力を物語っていますね。ただし、最近は看板講師の伊藤先生は減ってきているのはやや不安ポイントとしてあります。
一方で、社会人で時間がない人にとってはアガルートか資格スクエアの二択かなという印象です。
法律初心者: 資格スクエア
法律既学者:アガルート
資格スクエアは20年に資テキストの一部に他社の書籍を不正に利用していたという問題を起こしたので受験生の多くが資格スクエアを嫌煙するようになったのは正直事実だと思います。
教材の中身という点から見て、初心者にもシンプルに教えてくれるのが資格スクエア、より詳しく法学を学ばせてくれるのがアガルートです。
やはり時間の融通性、コスパの面では今回比較した中でこの2つがベストですね。
正直言って論証集などはアガルートのほうが詳しく内容も充実しています。ですが、講座のわかりやすさという点ではやっぱり高野先生が初学者向きです。
アガルートと資格スクエアについてはかなり強いところと弱いところが違っているのでこちらで詳しく比較しています。

私は予備校選びのときにかなりたくさんの弁護士の友人に受講相談したけど、皆言うことはおなじ。予備校が教えることは同じ。どう使うかは本人次第。
一番大事なのは、選んだ予備校を信じ抜いて最後までついていくことかなと思います。
そういった意味でも自分にあった予備校選びは大事ですね。
自分に合った予備校選びの参考になれば嬉しいです。
これから予備試験 司法試験を目指す方、一緒に頑張りましょう!
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