今回は司法試験・予備試験の勉強に向いている人というテーマについて深堀していきたいと思います。
司法試験に向いているひとってどんな人?
という人に向けて、今回は「司法試験の勉強に向いている人」というテーマで記事を書きました。
最初に断っておきます。
すみません。私はまだ弁護士ではなく、ただの司法試験受験生ですので、弁護士に向いている人ではなく司法試験に向いている人を選んでみました。
弁護士ではありませんが、数々の資格試験は突破しており資格への耐性は強い方だと思うのでその経験から書いてみました。
東大受験、簿記、FP、国家総合職、海外MBA受験などを突破した経験あり。今は予備試験受験生です。
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司法試験の向き不向きとは
司法試験の勉強の向き不向きなんてない!という声もありますが、実際勉強していると・・
私って司法試験向いてないかも・・ぴえん。
と思うことありますよね。
そこで今回はそこそこいろんな受験勉強や資格試験を突破してきた目線でいくつか向いていると思うスキルと精神論を書いていきたいと思います。
また、Twitterの中での他の方がいっている意見もピックアップさせていただきました。
司法試験に向いている人
ではまず、こんなスキルがあると司法試験は強いんじゃないかなという人ですね。
精神論もいろいろありますが、それは最後にしたいと思います。
向いているなぁと思うスキルはいくつかあるのですが、まず3つにまとめてみました。
順番に見ていきましょう。
論理的な人
まず論理的思考は司法試験勉強において非常に重要だなと思います。
特に論文問題では、問題の意図してる論点を見抜いて、論じる必要がありますよね。
でも、何が問題かを見抜くのって難しいのです。
だからこそ普段から自分の考えに根拠があったり、筋道立てて話ができる人が向いていると言えるでしょう。
意外と論文なんかは理系の人が向いていたりします。
夫は理系研究職出身の弁護士なんですけど、司法試験の論文は理系出身者に向いてる、ってよく言ってます。
— aiko/鈴木愛子 (@ponikitiai) May 10, 2019
また資格スクエアの公式チャンネルで鬼頭先生も「論理的な人」を向いている人に挙げています。
【2019年01月17日 16時27分】のおすすめ動画
【めんどくさい人種!?】弁護士に向いてる人の特徴!!|司法試験最短合格の道!資格スクエア「ハンパないチャンネル」vol.39https://t.co/Kqs5iGe8zM#資格スクエアチャンネル
— 資格スクエア・チャンネルYouTubeBot (@S_SquareChannel) January 17, 2019
また、「論理的」の対義語として、「感情的」がありますよね。
ただでさえ、法はセンシティブな問題を取り扱うため感情的な人は間違えなく向いてないでしょう。
残酷な現実に対して感情的な拒否反応を起こす人は、司法試験や弁護士に向いてないと個人的には思います。なかなかに現実は残酷なものですからね。
自分は「残酷な現実」の話が好きなので、当アカウントに好意的な人は合格に近く、反感を覚える人は不合格に近いと言えるかもしれません…笑
— GL×弁護士 (@GinzaLibrary) April 24, 2020
コツコツ努力できる人
司法試験に向いているのは頭のいい人でしょ。
それだけではありません。
司法試験に必要な勉強時間は2,000時間~10,000時間と人によって大きく違います。
なので、得手不得手はあるかもしれません。
単純に範囲も覚える量が多いので、どんなに効率よくやろうが勉強時間はそれなりのものになるはずです。
どんなに少ない人でも2000時間は必要ですし、2000時間合格に必要な資格はそうそうあるもんじゃありません。
そういう意味では司法試験は経験値を少しづつ上げていくのが好きな人に向いています。
国家総合職も広い範囲をまんべんなく勉強することが必要になるという意味では同じです。
そういう意味ではある程度ほかの資格試験でコツコツ勉強するということを知っている人や資格試験への耐性がある人は強いでしょう。
新司法試験は旧司法試験に比べて合格基準が下がったから自宅でコツコツ勉強する努力派にも向いてるしなあ。
— まるにし (@nishigaki89) September 21, 2018
そもそも法律の勉強するのが好き、苦じゃないというのも重要な要素のひとつです。
TLに法律向いてる向いてないの話があったけど、もっと簡単で、司法試験の受験勉強がつまらないとか辛い人は向いてないんだと思う。向いてるけど弁護士にはなりたくない、向いてないけど弁護士目指す、はどちらも個人の自由。
— ぶちぽてと. (@bwpotato) June 16, 2019
難しいことを簡単に説明できる人
3つ目は抽象的なものを理解し、即座に例示化して簡単にする人です。
司法試験の問題の中には抽象的な文言も多くて、即座に実際の例を頭に思い浮かべて理解するという能力が求められます。
と言っても「難しいことを簡単に説明する」って高度な能力です。
その事象について正確に分析して理解していることが求められますからね。
司法試験はギャンブルという意見を聞くが、ほんまその通り、という感想や。
我ながらよう勝ったわ。なお、競馬などで過去のデータや競馬新聞などを読み込むタイプは試験向いてると思う。
予想紙通り買ったりゴロ合わせで買う奴は向いとらんと思う。
敵を分析する力が試験には試されるからや。— 大阪名物パチパチ弁護士 (@obpmb3fN93mQI9i) January 29, 2020
司法試験に向いていない人
次にこんなスキルはあんまり司法試験にいらないかなぁと思う人です。
下記3タイプです。
ほとんどが向いている人の性格の反対語になりますね。
詳しく順番に見ていきましょう。
感情的な人
論理的であることが求められる司法試験の問題に私情を持ち込むのはご法度ですよね。
そもそも弁護士は、人と人の揉め事の仲裁役として様々なトラブルの現場に立ち会う仕事です。
交渉結果や裁判結果によっては、相手方からだけでなく、依頼者から誹謗中傷されたり、あるいは第三者から恨みを買うこともあるかもしれません。
そのようなトラブルや避難に感情を交えず、淡々と業務に取り組める精神力の強い人でないとつぶれてしまいます。
弁護士が冷酷だとよく言われてしまうのもこれが所以でしょう。
ただ国家総合職や医師免許などの試験は面接があるので、適正をしっかりと見られてしまいまう一方で、司法試験では紙面上でパーソナリティを隠せれば突破できるのかもしれません。
クリエイティブな人
え、創造性豊かなひとはなんでダメなの?
もちろんダメなわけではないですが、司法試験の勉強には不要スキルかなと思います。
司法試験は0から1を創造するスキルよりもあるルールを正しく理解して応用するスキルが必要になります。法律は全てルールですもんね。
予備試験・司法試験の問題って設問者が書いて欲しいことを書いてあるかどうかが重要で、新規性のある意見をも求めているわけではありません。
どちらかというと先ほど述べたように、必要なのは創造性ではなく常識力がものを言う世界です。
無難な考え方をする人のほうが答えを導きやすいのです。
だからこそ、普段から発言に意味がなかったり、根拠なく考えたりするタイプの人は向いていないのです。
つまり、ものすごい頭がよくて発想豊かだけど、思考の一般化できない人とかはこれに当たるよね。
資格試験に耐性がない人
当然ですが、コツコ努力するのが苦手な人は向いていません。
すぐに結果が出ることを求めるのも、司法試験においては無駄だと思います。
司法試験、公認会計士や国家総合職などの難関資格に共通しているのはやはり下記2点です。
・深く広く理解することが求められること ・全部暗記することは不可能に近いほど範囲が広いこと
どんなに頭がよくても、効率よくやっても網羅できないところは出てしまうので、地道にコツコツやる後天的スキルを身に着ける必要がありますね。
よくこういう人がいます。
司法試験突破は結局のところ高学歴ばかりなんでしょ。
実際、高学歴だから突破できるのでなく、コツコツした勉強に対する耐性がある人が高学歴に多いのです。
私は頭がキレるタイプでは全然ないけど、愚直な努力は割と得意。
司法試験には他の資格を突破してから臨む人も多いのはそれが理由でしょう。
司法試験受験を迷っている人 プチ勉強法3選
でも、すっごい勉強しなきゃいけないんだよね?やっぱり司法試験目指そうか迷う・・。
。という人の向けて。おためし司法試験受験勉強の方法を3つお伝えします。
アプリで勉強
資格スクエアが提供しているスマホアプリの短答式問題をやってみることです。
なにより受講生でなくても無料で使えます。
法曹志望ならダウンロードしておいて損はないでしょう。
スキマ時間でも使えるので本格的に司法試験の勉強を始めた後も私は使っています。
無料登録すれば、無料の講座も聞けるのでそれだけやってみるのも手ですね!
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また、司法試験の過去問についても資格スクエアのページで分かりやすくまとまっていますので、これを見ておくのもいいですね。
過去問は法務省のHPにもあるけど、こっちのほうが見やすい!
激安講座で受講
本格的に勉強を始めるかちょっと迷うという人はスタディングの激安講座を受講してみるのも手です。
伊藤塾に行くはと一番安くても100万円を超えるので、気軽にはじめられる価格じゃないですよね・・。
ですが、スタディングであれば予備試験の講座としては破格の約8万円でからあるので、最悪合わなければ受験を辞めてしまえばいいのです。
ただし、これだけで合格はちょっと厳しいものがありますが、お試しにはいいのではないでしょうか?
別に講座を買わなくても、無料会員登録すると無料で聞ける講座もあるよ。
もし、司法試験はちょっと無理・・と思ったら、行政書士や宅建に切り替えれば知識が無駄にはなりませんよ。
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テキストのパラ見
司法試験の入門的な資格ないの?
宅建士が法学入門的な位置づけの法律系試験としてよく例示されますが、宅建は全選択問題というのに対し、司法試験・予備試験には論文式試験もあります。
そう、それが問題です。
そこで、ためしに1科目だけ市販の新司法試験向け教材や短答式試験問題集と論文式問題集を買って、試しに数問解いてみて続けられそうかトライしてみましょう。
私の経験上、司法試験受験生のバイブルと呼ばれる(?)判例100選を初学者が読むと寒気がします。
私も買うには買いました。
このへんから試してみるのがおすすめです。
テキストの良さで有名なアガルート
民法が一番ボトルネックなので、民法でおためしするのがよいでしょう。
やってみて、
絶対こんなん覚えられん。 ちょっ・・めまいが・・
という人は早々と退散しましょう。
司法試験に向き不向き まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまでが私が考える司法試験に向き不向きです。
これを書くにあたり、すでに弁護士になっている方や世論も調べましたが、そんなに偏った意見ではないのではないかと思いますが、みなさんいかがお考えでしょうか?
最後にスキルではなく、精神論をひとつ。
司法試験に向いている人は、
どうしても司法試験に合格したい人
だと思います。
頭の良し悪しもあるでしょうが、やっぱり司法試験といえど、正しく理解し簡略化するということができれば解ける問題がほとんどです。
地道な努力が実を結ぶ世界かなと思います。
閃きや新しい発想などいらないのは、正直天才肌じゃない私には助かる・・。
受験生のみなさん、一緒に頑張りましょう♪
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