資格スクエアって賛否両論あるけど、結局評判はどうなの?
という悩みに、約2年間資格スクエアの予備試験講座で勉強している私が答えます。
合わせて、2023年度版の最新の資格スクエアの評判と口コミを調査しました。
資格スクエアの予備試験講座を現在進行形で受講中。アガルートの予備試験講座も受講しているので違いについてもよくわかっています。
その他の資格スクエアの評判レビューについては各記事に詳しくまとめています。
\ 私が使っているのはこちら/
資格スクエアの評判・口コミは?
まず初めに簡単に資格スクエアの特徴をまとめました。
資格スクエアの特徴
- 毎年的中率の高い未来問模試が人気。
- 対面サポートはほぼない独学式の予備校。
- 伊藤塾の看板講師であった高野先生の講義が有名。
- 3年で無料会員数が2.8万人を突破した教育系ITベンチャー。
- 大手予備校の約半額から受講でき、コストパフォーマンスが非常に高い。
- 自由に自分ノートをカスタマイズできるオンラインレジュメ機能が充実。
- 合格者・脳科学・受講生のデータの3つに基づいて構成されるクラウド型の学習システム。
2013年にカリスマ弁護士の鬼頭先生が立ち上げたオンライン予備校で、19年の論文1位合格者を輩出するなどで一躍脚光を浴びました。
その後、書籍の不正利用の問題を起こすなど話題に事欠かない予備校ですが、実際受講生が一番気になるところは「資格スクエアの予備試験講座で合格できるの?」だと思います。
そこで良い評判・イマイチな評判に分けて見ていきましょう。
また今回の評価基準には含めていませんが、20年度、資格スクエアのテキストの一部に他社の書籍を不正に利用していたという問題がありました。受講生への影響は特になく、すでに著者や出版社とは和解済みですが気になる方はこちら
資格スクエアの評判は? よい評判
資格スクエアの一番のメリットは「初心者でも理解しやすいこと」です。
この内容を下記3つのポイントで深堀りします。
- 法律初心者にもわかりやすい講義
- 基礎問までのカリキュラムが効率的
- 論文添削をたくさん出せる
では、それでは順番に詳しくみていきましょう。
資格スクエア 予備試験 メリット① 法律初心者にもわかりやすい講義
予備試験の講義というのは日常生活では馴染みのない用語なども多く、法律初心者には一筋縄ではいきません。
資格スクエアのよさの一つとして初学者フレンドリーだと言うことです。
下記の点について深堀りします。
- メイン講師の高野先生の講義
- 過去問講義は?
- 他の講師は?
高野先生の講義
※高野先生は加藤ゼミナールへ移籍されることが発表されました。つまり高野先生の講座が資格スクエアで受けられるのは現在発売中の9期までです。
資格スクエアの魅力はなんといっても高野先生の初心者にもわかりやすい講義ですね。
高野先生は元LECや伊藤塾で教鞭を持っていたベテランで、伊藤塾では看板講師の一人でした。そんな高野先生の授業が伊藤塾の半額で受けられると資格スクエアへの移籍当時はかなり話題になりました。
残念ながら、22年2月に高野先生は加藤ゼミナールへ移籍されることが決まりましたが、現在発売中の9期の講座についてはすでに収録を終えているため、高野先生の講義を視聴することができます。
これは何回も書いていますが、高野先生は法律初学者にもすべてをさらうように解説してくれるため非常にわかりやすいです。
受験生の中にもファンが多く、多くの資格スクエア受講生同意してくれるのではないかと思います。
私はアガルートの講義も一部聞いていますが、アガルートの工藤先生の解説は頭のいい人向けの授業ではあるので、法律初心者にわかりやすいのは高野先生だなと思います。
予備校講師の授業の好みは人によって分かれるものですが、高野先生の講義は好みがあまりわかれにくい先生では?と思っています。会員登録が必要になりますが、高野先生の無料サンプル講義
過去問講義は?
資格スクエアは5期までは過去問講義の評判がよくありませんでしたが、6期以降は担当は高野先生に変更されました。
ちなみに自分の5期講座進捗管理用に使用していた一覧を多少加工して、6期との内容を比較してみました。
6期の申し込みの参考にしてみてください。
とにかく過去問講座は絶対的信頼ある高野先生がご担当されますので、それだけでも申し込む価値は大アリだと思います。#予備試験#資格スクエア pic.twitter.com/yOTYSvXbIl
— 🥟DAI(20予備試験・21司法試験) (@DAI20211) December 18, 2019
【6期論文講座(過去問演習)】
問題文や答案例の解説だけではなく、基礎講座で触れた点の振り返りをしつつ、当該過去問の隠れた問題意識や発展的な問題意識(将来形を変えて出題される可能性)に言及したりと、内容はかなり充実していると思います#予備試験#論文講座— 高野泰衡@資格スクエア (@YasuhiraTakano) March 2, 2020
また過去のカリキュラムから9期への変更点としてはなるべく早く過去問にたどり着いてほしいという意図より導入問をよりコンパクトに7科目14問になりました。一方で基礎問はさらに内容が充実したので、より答案の書き方を早く学べる構成になりました。
過去問講座では、高野先生自ら書いた解答とテキストの解答の2種類を解説してくれるます。
予備校答案って完璧すぎて、そんなの自分で書けない・・って思いがちだけど、高野先生の書いた結論を変えたバージョンなどもあって勉強になる。
高野先生の過去問の解説は論点ごとにめっちゃ細かく説明してくれるので、初心者向きです。他の講師では「この論点は当然知っているよね」という解説も多いし、基礎が抜けている人にとってはかなり助かる講義であることは間違いありません。
他の講師は?
ただし一方で、高野先生以外の看板講師は特に聞こえてこないという口コミもあります。
実際に受講していると広瀬先生や宮先生など他のベテランの講師の講義もあり、十分わかりやすいです。ただ、大半の講義は高野先生が担当しており高野先生ほどの評判は聞こえてきていません。
受講するとわかりやすい講義が多いのに、魅力が聞こえてこないのはもったいない、ということで今回は9期をご担当される他の講師についても調べました。
宮武 広 先生
【担当講義】基礎問講義 論文過去問講義 他
【経歴】高校在学中、旧司法試験第一次試験合格。早稲田大学法学部に進学し、在学中、モスクワ国立大学に 1年間交換留学。帰国・卒業後、東京大学法科大学院を修了し、新司法試験合格(選択科目:国際私法)。
【特徴】ロシア語に堪能な講師で、異文化に対する理解の深さは、当然国際私法の理解説明の深さに繋がります。講義中に比較的時事的な話題を織り交ぜクールダウンを入れられてる親しみやすいイメージ。
下地 謙史 先生
【担当講義】 基礎問講義 論文過去問講義 他
【経歴】 慶應義塾大学法学部法律学科入学後、大学3年次に慶應義塾大学法科大学院に飛び級入学し、同法科大学院卒業。 同大学院在学中に予備試験合格。司法修習を経て、大手事務所で勤務。その後独立し、現在に至る。
【特徴】 大学3回生で予備に合格された講師のため、主に学生の受講生にとって下地先生の頭の回転、講義の理解なども参考になる。
千葉 貴 先生
【担当講義】 基礎問講義 論文過去問講義 他
【経歴】 早稲田大学法学部卒業、早稲田大学大学院法務研究科修了、司法試験合格(選択科目:租税法)、元弁護士。大学に上位合格し、第 2 次試験免除。大学院も上位合格し、半期分の学費相当の奨学金を給付される。大学在学中に旧司法試験第 2 次試験短答式試験に合格。弁護士登録時には民事・刑事事件に取り組み、国選弁護研修個別指導弁護士を担当。
【特徴】理路整然と語られ、当該学習で理解すべきことを必要十分にきっちり講義されます。大袈裟な強調はしないが、それだけに嘘はつかない、信用できる先生であり、話口調はゆっくりですが、非常に聞き取りやすいです。参考:1分間で260文字程度、高野先生の半分程度のスピードなので倍速推奨。(※目安)
資格スクエア 予備試験 メリット② 基礎問までのカリキュラムが秀逸
資格スクエアの良さは導入問から基礎問までの流れが初心者フレンドリーなところだと思います。
詳しく下記のポイントについて見ていきましょう。
- 付録教材
- 短答アプリが復習に役立つ
- ステップバイステップのカリキュラム
付録教材
資格スクエアにはテキスト以外にも下記の付録教材があります。
- 合格読本
- 合格ロードマップ
- ステップ学習シート(レベル別学習シート)
この3つについてはテキストレビューでも詳しく紹介しています。8期はこの3点が6期7期からさらにグレードアップ。
合格読本については3、4倍のボリュームに増え、細かく勉強の手順が指南されているほか、資格スクエアの推奨する「逆算勉強法」についても詳しくまとめられています。
またステップ学習シート(旧レベル別学習シート)については8期から、具体的な学習タスクのチェック項目とここまで理解していたらOKという勉強の状態のチェック項目と2段階になり、より自身の勉強の進め具合を管理しやすくなりました。
短答アプリが役立つ
資格スクエアには【短答攻略クエスト】という短答式1問1答アプリ
○か×かで回答するだけで使いやすく、簡単な解説もあるので気軽に使うことができます。
資格スクエア受講生でなくても誰でも無料で使えるので、予備試験受験生ならダウンロードしておいて損はないでしょう。
辰巳とTACにもありますが、辰巳は有料課金前提でTACは受講生専用のアプリのなるので、無料で誰でも使えるアウトプット教材としては資格スクエアだけです。
さらに説明会に参加すると無料で平成23年度~30年度の「短答攻略クエスト」の問題がもらえます!
ステップバイステップのカリキュラム
資格スクエアのカリキュラムの特徴は人によって勉強工程を変えることができる「タイプ別」のカリキュラムです。その人の状況や志向性によって4タイプに分かれたカリキュラムの選択が可能です。
受講相談などの場で、実際の受講生の法律学習経験や社会経験などの状況をヒアリングした上で、カリキュラム設計を決めていくので安心です。
また8期からは受講生や合格者の声からカリキュラムが民法から学習を始める設計に変わりました。通常だと憲法から学習を始めるところが多いのですが、普段の生活でなじみのある民法から学ぶスタイルになりました。
ステップバイステップなので初学者にもわかりやすい!特に素晴らしいのは導入問 → 基礎問Ⅰ → 基礎問Ⅱの流れ。
例えば、講義のインプットについては民法Ⅰ(易)➡ 民法Ⅱ(やや難)の順番になっています。
最初にやると混乱すると思われるものはⅠの段階ではあえて飛ばすカリキュラムになっています。
難易度の高い論点にステップアップして攻略する仕組みになっています。
何を今更な感じですが笑、資格スクエアのカリキュラムでは視聴した後に穴埋、導入問と、アウトプットをいきなりするプロセスがやはり素晴らしい。講義聞くだけだと記憶の定着や理解が中途半端で終わる所、間髪入れずアウトプット求められる事で復習にもなるし理解も深まる。#資格スクエア
— Nobuaki Yasunaga (@NYasunaga) June 26, 2020
また資格スクエアでは「とにかく早く一周せよ」とよくいわれますが、基礎テキストがコンパクトにまとまっているので一周がすぐ終わります。
法学未経験者の私でも基礎講座の一周はサクっと終わらせられました。ちなみに資格スクエアに確認したところ「一周」は2~3割の理解度でよいそうですよ!
学習ロードマップや合格読本によりやるべき次のステップが見えやすいのも個人的にお気に入りポイントです。
ただし、資格スクエアは答案の書き方の身につけ方という点では伊藤塾やアガルートには劣るので、その点はデメリットで見ていきましょう。
資格スクエア 予備試験 メリット③ 論文添削をたくさん出せる
アガルートが添削数を今年から増やしたので250と業界最大級になりましたが、オプションありのコースが対象です。資格スクエアのプランだと約60万円のプランでも205通ついてくるのが魅力です。
司法試験 予備校名 | 定価(税込) | その他特記事項 | キャンペーン | 期限 |
---|---|---|---|---|
伊藤塾 | 1,148,000~1,364,900円 | 再受講・グループ割 | 早割キャンペーン クーポンコード【22a01801】 | 23年3月末 |
アガルート | 657,800~3,958,460円 (592,020円~) | 再受講・他資格割など 予備試験合格者に司法試験講座20万円分プレゼント | クーポン取得方法はこちら 割引価格からさらに 10%オフ割引実施中 | 2023年5月31日まで |
資格スクエア | 659,780~703,780円 | 再受講・他資格割など | 受講相談で3万円オフ その他クーポンの取得方法はこちら | – |
LEC | 1,102,870~1,392,000円 | 別途要入学金10,000円 再受講・他資格割など 最終合格で受講料全額返金(通学のみ) | 早割割引き | |
スタディング | 89,100~134,200円 | 合格お祝い金最大20,000円 | 10%クーポン クーポン取得方法はこちら | – |
辰巳法律研究所 | 542,600~ 821,500円 | 「趣旨・規範ハンドブックシリーズ」プレゼント | – | – |
Wセミナー(TAC) | 438,000~792,000円 (418,000~ 752,000円) | 別途要入会金10,000円 | ||
加藤ゼミナール | 547,800~657,800円 | 説明会参加でクーポン配布 | 終売キャンペーン10%オフ | 23年3月末 |
※上記は予備試験対策のみと予備試験対策+司法試験対策のパックのコースが対象。司法試験や法科大学院対策のみ、単発のコースは入れていません。
※()内は割引後価格。
鬼頭先生によると合格者の多くは添削は100通以上出していたとか。
憲法、商法の導入問題の添削を約10通を同時に提出しましたが、返却は10日後にしてくれました。
資格スクエアは公式サイトで添削は2週間以内に返すことを約束しており、いままで必ず守られています。実際に12通一気に出して、1週間で返却されたこともありました。
これは私以外の受講生の意見でも同じでした。
講師の方が担当してくださるものに関してはかなり早いと思いますので、その辺は安心できます。
資格スクエアの評判は? イマイチな評判
2年も使っていると資格スクエアのここが足りないのでは?と思うポイントも多いです。
私が思うこれだけでは正直足りないのでは?という点を紹介します。
- 事務作業がやや雑
- 講義内容が絞られているので不安になる
- 論証集とのリンク性が薄い
資格スクエア 予備試験 デメリット① 事務作業がやや雑
これは資格スクエア講師の方ではなく事務の対応についてです。私がそう思った理由は下記の出来事からです。
- テキストに誤植、ミスが多い
- 音声ダウンロードは使いにくい
- テキストの発送が遅れることがある
テキストに誤植が多い
テキストの誤植やミスは大手予備校に比べると歴史が浅いため、割とあるなと感じています。
テキストの書き間違いのような誤植は「正誤表」を見れば大体解決するようになりましたが、6期のテキストについてはまだまだ載っていないものも多く7期ではやや改善したように思います。
毎年改善はしてきているようですが、これからの8期に期待ですね。
個人的にはテキストの明らかなミスのほうが気になる。
ちなみに誤植は伊藤塾も多いという声を聞きますし、アガルートも個人的にまあまああると思います。
詳細はテキストレビューの方に記載しています。
音声ダウンロードの使いにくさ
※音声ダウンロードの使いにくさについては2021年1月にこの点は大幅改善されました。
資格スクエアをなんとかスマホで使う方法はこちらに書きました。
テキスト発送が遅い
※大幅改善されました。
私は一度テキストの発送が遅いことがありました。私は海外から受講しているため、遅いのは当然ですが、他の受講生が受け取ったと聞いてから10日くらいは遅れていた気がします。
問い合わせをしたらすぐに発送してくれたみたいなので、忘れられてたかな?とは気になりました。
そもそも他の予備校では海外発送は対応していないので、海外発送を対応してくれる点は感謝しかないですね。
このような事務対応などについては20年度には「人手が足りないのでは?」と個人的に考えるくらい遅かったのですが、21年度以降にはかなり改善したと思います。最近では海外なのに、依頼してから2週間たたず届いてびっくりしました。
公式ラインでの質問なども1日で回答してくれるので気軽になんでも聞けるようになっています。また、SNSで「選択科目配信いつかな」とつぶやいただけでも解答してくれることがあって、スタッフさんの対応は確実に改善されていると感じました。
また、論文の添削など勉強の根本にかかわるものについては先に述べた通り問題ありません。
資格スクエア 予備試験 デメリット② 講義内容が絞られているので不安になる
資格スクエアの論証集って薄いし、足りないのではとは不安でなる。
確かに過去の論証集の論文の書き方のインプットは足りないと感じていました。
しかしこの点については8期は大幅に改善しました。8期の論証集を見るとかなり論点が増えています。6期の論点からざっくり2倍には増えている感じました。
資格スクエアのカリキュラムは効率的に1年で合格できるようにかなり絞られています。そのため、下記の点についてやや足りないなと感じる受講生もいます。
- 論証集が薄い。
- 中長文問題がない。
- 論文の書き方のインプットが足りない。
論証集が薄い
※8期からは論証集自体が6、7期の1.5倍~2倍(科目による)のボリュームに増量しました。
資格スクエアの論証集はかなり論点が絞られているため、基本全て覚える必要があると思っています。→8期以降の論証集自体のボリュームが増えているので(特に民法と憲法)この点については改善しました。
実際、アガルートなどの論証集と比較すると8期の論証集でも論点は他校よりは少ないので、不安な人はアガルートの論証集は市販でも買えるので、そっちで補強するのもありかなと思いました。
もしくはまずは資格スクエアの論証集の論点のみに絞り、旧司法試験の過去問を解いていくと知らない論点がでてくるので、過去問を解く段階で自分で知識を補強していくというのもアリだと思います。
中長文問題がない
また、基礎問までの流れは非常にわかりやすい講座ですが、基礎問と過去問の間に中長文問題はないので、いきなり過去問をやると難易度が一気に上がるため面食らいます。
個人的には、必要最小限の論点は足りていると思うけど、基礎問の問題設定がレベルが簡単すぎて、いろいろ論点がちりばめられたときに対応できないところが資格スクエアの一番の問題点だと思います。
論点のあてはめの練習としては資格スクエアの基礎問は本番と比べて簡単すぎるのです。
欲を言えば、基論点のあてはめの練習として使える基礎問と過去問の間の演習があればよりいいかなとは思います。
資格スクエアだけで足りないかも?と思ったけど、ちゃんと資格スクエアの論点を抑えて構造を理解すれば受かると思う。
一方で、資格スクエアの方針としては「過去問重視」なのでできるだけ早く過去問にたどり着け、なおかつ基礎問と過去問を繰り返し回すということを考えると1年で合格を目指すにはこのスタイルがベストという考え方です。
論文の書き方のインプットが足りない
基礎問と過去問の中間がないという点とかぶりますが、資格スクエアのインプットだけでは試験の過去問レベルには達していないと思います。
論点を当てはめる演習を過去問でやった方がいいでしょう。基礎問予備の過去問やったあとに旧司法試験や予備試験の過去問を(論点の応用をできるように。基礎問の復習にもなる)いれたほうがいいと思いました。
過去問で頑張って慣れるのもありですが、私はアガルートの
重要問題習得講座や旧司法試験講座をやりました。
私の場合は勉強期間が2年あったので、重問にも手を出せましたが通常はそんな時間ありません。
資格スクエアを完璧にする効率ルートを目指すなら、資格スクエア以外には過去問の練習で解答のイメージを掴んでインプットを増やすほうがおすすめです。
資格スクエアで合格された方のツイートが非常に参考になりました。
この方もとにかく早く過去問に触れて、合格するにはどのくらいの解答が求められるのかを頭にいれてから基礎問に戻ってくるとより活用できるとアドバイスいただきました。
資格スクエアの方針としてはインプットに時間を割きすぎず、できるだけ早く過去問に触れてなんども復習するということなので、そういう意味では早く過去問に到達できるので効率的なカリキュラムであると改めて感じました。
資格スクエア 予備試験 デメリット③ 論証集とのリンク性が薄い
※8期からテキスト間のクロスリファレンスが一覧表で見れるように改善されました。
7期まではテキスト間の参照機能はなかったのですが、論証集と基礎問題などの関連性が一覧でわかるようになりました。
アガルートには論証集が過去問や重問とリンクしており、それぞれのポイントに簡単にアクセスできるようになっていますが、資格スクエアの論証集にはその機能は7期まではありませんでした。
この機能は論文と基礎テキストの間にクロスリファレンス、索引が付いていて勉強するときにすぐに論点に戻れるのは非常に便利です。
ただし、アガルートでは論文テキストと基礎テキストを相互に参照できるように該当ページがありますが、資格スクエアのテキストには、基礎問のテキストなどに論証集の該当ページの記載などは現時点ありません。
一覧表で確認する必要はあるので、テキスト自体にそれぞれ書き込みを入れてくれると知りたいポイントによりアクセスしやすいのになと思いました。
勉強が進んでくるとだいたいどこの論点かわかるので問題ないけど、初心者だと何のことかわからないので、その点はアガルートの方が親切。
一方で論点ごとに頻出度や抑えておくべきポイントがABCランク付けされているなどの機能はありません。
しかし、資格スクエアの論証集は他の予備校よりポイントを絞られているので、ランク付けするまでもなく全て覚えなさいというメッセージともとれます。
資格スクエア 予備試験講座の評判・口コミ まとめ
今回は資格スクエア予備試験講座6期を半年間使ってみて、実際の評判をまとめました。
人によっては感じることも違うかと思います。
もう一度、資格スクエアの予備試験講座の口コミ・評判をメリット・デメリットにまとめます。
- 高野先生の講義
- カリキュラムが効率的
- 論文添削をたくさん出せる
- 事務作業がやや雑
- 講義内容が絞られている
- 論証集とのリンク性が薄い
資格スクエアの予備試験講座は、予備試験を最短で合格したい人にとって優れている講座です。
資格スクエアの受講を迷っているひとはひとまずオンライン説明会を受講してみましょう。
資格スクエアのオンライン説明会
受講を悩んでいるひとの参考になれば嬉しいです。
\9期までは高野先生の講座!/
- 伊藤塾
- アガルート
- 重要問題習得講座(重問)の評判・使い方
- 論証集の評判・使い方
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