アガルートの重要問題習得講座って有名だけど実際の評判や口コミは?
という悩みに答えます。
アガルートの重要問題習得講座(=重問)は司法試験予備試験の論文対策講座です。
今回は、2023年最新のアガル-トの重問の口コミや評判について、実際にアガル-トの重要問題習得講座受講している私がまとめていきたいと思います。
- 予備試験司法試験の予備校や講座選びに悩んでいる人
- アガル-トの重問講座の口コミや評判を知りたい人
メインは資格スクエアでサブでアガル-トの重問や論証集を受講中。選択科目の受講もアガルート。
アガルートの予備試験講座全般の評判・口コミについてはこちら。
その他の司法試験予備試験の予備校比較について知りたい方はこちらへ。
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アガル-トの重問(重要問題習得講座)について
まず初めに簡単にアガルートの重要問題習得講座の特徴をまとめました。
アガルートの重問の特徴
- 基本的な問題を基本的な知識に基づいて迅速に処理する方法を身につける講座。
- 講義はやや法律既学者向け。
- 担当は看板講師の工藤先生。
- すべての問題の解答作成、解説を一貫して工藤先生が担当するので一貫性がある。
- 「総合講義100」や「論証集」とのリンク性が高く、同時に受講した方が理解は深まる。
- 過去問よりもかみ砕いた問題から演習できる。
重問はアガルートの代表である工藤先生が重問と過去問さえ網羅すれば予備試験合格は目指せるというくらい内容の詰まった教材です。
アガルートの重問と言えば、独学の人でもこの講座だけは受講する人もいるほど人気の講座だよね。
アガルート重問の内容
講座名 | 税込価格 |
---|---|
重要問題習得講座 単発講座(全7科目) | 107,800円 (97,020円) |
予備試験1年合格カリキュラム | 1,020,800円 (714,560円) |
論文基礎力養成カリキュラム | 569,800円 |
※単発講座の場合はUSBオプション(オフラインダウンロード)、添削オプションは別売
重問は単発講座としても購入可能です。「1年合格カリキュラム」や「論文基礎力養成カリキュラム」にも含まれています。
カリキュラムでまとめ購入するとオプションも付くのでややお得になってるね。
もともとは「総合講義100」や「論証集の使い方講座」で学んだ基本的な知識(判例・通説)を実際に使いどう論文を書くのかを習得する講座であるため、 「総合講義100」や「論証集」 で学んだ後の方がより理解は深まります。
また重問に含まれる内容としては下記4つ。
- 工藤先生作成のオリジナル問題
- 旧司法試験過去問
- 予備試験過去問
- 法科大学院の入試問題
重問の魅力はオリジナル問題。最初から過去問が難しすぎる人のために、もっと基礎の問題からスタートできるようになっている。
とはいえ、やってみて簡単すぎるということはないので、ここをマスターすれば十分に予備試験を突破できる力がつきます。
全7科目450問、講義時間は全64時間。
外せない問題ばかりですが、やってみると結構ボリュームに苦しみます(笑)
- 憲法約10時間
- 行政法約6時間
- 民法約12時間
- 商法約9時間
- 民事訴訟法約9時間
- 刑法約10時間
- 刑事訴訟法約9時間
アガルートについて簡単にお分かりいただけところで、評判について紹介していきたいと思います。
アガル-ト重要問題習得講座の評判・口コミは? よい点
私が思うアガルートの重問の最もよいところは下記2つです。
- 網羅性が高い
- 自分で学ぶ力がつく
- 問題と解説のリンク性が高い
順番に見ていきましょう。
重問よい評判① 網羅性が高い
重問の良さとして何度も出てくる評判として「網羅性の高さ」が上げられます。
令和3年の予備試験論文で、重問で取り上げられている論点が複数でてたね。
これだけを信じてやれば論文を突破できると思うと安心してついていけるのは魅力的ですね。
問題数も多く、法改正に従った通説・判例をもとに作成されているので信頼できます。
実際、旧司法試験の過去問から手をつけようとすると、まず難しさに面食らってしまいます。また過去問の中にはひねりがある独特な問題もあるので、過去問をベースに知識をつけようとするのは時間がかかります。
その点、重問はオリジナル問題は短文事例問題が多く、まず身に着けた知識をアウトプットする練習から始めることができます。
重問は本試によく出る典型的な問題の集まりです。論文試験で出題が考えられる論点はほぼ全て網羅されているので何回か回しておくと論文の自信がつきます。
重問よい評判② 自分で学ぶ力がつく
重問は過去問よりは難易度を下げているオリジナル問題があるといっても、初めて論文にチャレンジする人にとっては難しめです。
基礎固めして、初めて重問を開いたときは私自身も何から手をつけていいかわからないような状態でした。。
・・が、結論としてよくわからなくてもまず解説の読書から始めてOKでした。
勉強法については後程かきますが、最初は解説を読み覚えるようなインプットとしての使い方でもそのうちに論証集と併せて使用して自分の答案作成に使えるようになりました。
また、講義の中で覚えるべきポイントを教えてくれるので、それを学んでいけば徐々に過去問に到達できるくらいにレベルアップできるカリキュラムになっています。
また、アガルートの論証集と重問、総合講義と完全にリンクしています。
「判例索引」ではすぐに判例を確認することできます。「論文マップ」という付録があり、「論証集」と「総合講義100」の該当ページが記載されているので、戻りたいときにすぐ情報にアクセスできるようになっているのも便利です。
1周目だとマップ機能は実際かなり助かる。理解度の高い人(勉強がほぼ終わってきた人)はだいたいどこのことを言っているがわかるので問題ないけど、初心者はないとつむ。
ちなみに、私は資格スクエアの論証集も使っていますが、過去問はリンクしていないのでその点はアガルートの方が親切ですね。
重問よい評判③ 問題と解説のリンク性が高い
重問の魅力の一つとして解説・解答例共に工藤先生が書き下ろしたことをあげられます。
テキスト上の解説より講義ではより丁寧に判例や実務に沿って解説されています。
工藤先生自ら解答例を作っているので、そういう筋道でその答案を書くに至ったかが説明されているのはかなり勉強になりました。
ただし、工藤先生の解説はやや中級者向けではあるので基礎知識をしっかりつけてからがおすすめ。
よく他の予備校にあるような講師が自分で絶対に作っていない解答例について、ディスったり訂正するだけだったというような解説にはならないように工夫されています。
アガル-ト重要問題習得講座の評判・口コミは? 気になった点
次にアガル-トの重問の気になった点について見ていきたいと思います。
デメリットについては下記3つのポイントです。
- 反復演習するのが大変
- 「重問」単体だとややとっつきにくい
順番に見ていきましょう。
重問気になった評判① 反復演習するのが大変
重問は最大限効率よく必要な箇所だけまとめてある講座だと思いますが、それでも重問を全7科目450問を5~6回繰り返すのは多くの人は難しいと思います。
でも、反復しないとダメでしょ。講義時間は全64時間だから二倍速で聴けば聞き流し自体はそんなに多くなさそうだけど。
確かに、聞き流しながらインプット的に使って反復するのはアリです。ただ、すべての問題を答案構成しようとするとなかなか骨が折れます。
予備試験の論文自体が膨大な量なので、これは文句を言ってもられないのですがやってみると結構ハードです(笑)
また、法科大学院の過去問なども含まれるため、「そこまでいるかな?」という論点も多いです。(論点を増やしておくには越したことないと思いますが)
もちろん時間に余裕のある人は反復演習するのがいいと思いますが、1年で予備試験を目指す社会人にとっては他にやることも多く厳しいかなという印象です。
講義で聞いたポイントになるところと、自分のわからなかった点についてのみ反復するようにしました。後はインプット的に聞き流しておさらいしていました。
重問気になった評判② 「重問」単体だとややとっつきにくい
重問は基本は「1年合格カリキュラム」の論文対策講座として使われているので、やはり「総合講義100」と「論証集」で知識をつけた上で使うのベストな講座です。
メリットとして他の講座とのリンク性が高いという点がありました。
良さを存分に生かすには、やはりアガルートの基礎講座と論証集で基礎知識をしっかりと習得した上で、重問の講義を聴いた方が解説講義の言い回しなども理解しやすいと思います。
私自身は基礎講座をメインは資格スクエアで学習した上で、重問に取り組んだので最初は解説の難易度にちょっとびっくりしました。(資格スクエアの方が初学者向けの解説が多いので)
資格スクエアの論証集はアガルートの論証集よりも内容が薄いこともあり、知識の足りない状態で始めてしまったのが原因だと思います。
その後しっかりとアガルートの論証集を読み込んでから再び重問も演習をやりこんだらついていけそうでした。
私のように単体「重問」だけ購入する人もいると思うので、そのような場合は重問をまずはインプット教材として使い、わからない論点にぶつかったらその知識を入れ直すというように使うのがいいと思います。
アガルートの重要問題習得講座の使い方
あくまで私の使い方ですが、おそらく多くの人がしているオーソドックスな学習法だと思います。
下記のように書いて言いますが、私自身他の教材で手一杯で、完全に全科目を回せているわけではありませんが基本はこのような形でつかっています。
- まず問題の事案、解説、答案の読書してインプット。
- 慣れてきたら問題文をみて関係ありそうな条文判例を想起できるかチャレンジ。繰り返したら、問題から答案の流れが頭に浮かぶまでやり込む。
- インプットできたら答案構成を作る練習。
- 解説講義を聴く。
- わからなかった問題については繰り返し答案構成。
- 論点抽出できなかったものについては論証集で復習。
簡単そうな問題についてはほぼ飛ばしていましたが、わからなかった問題については何回も繰り返し答案構成をしています。論点の抽出や事実評価ができなかった問題については特に繰り返しました。
わからない論点がでた時点で、自分の知識不足だと思い論証集や基本書に戻って復習し直したりしていました。つまりアウトプット教材だけど最初はインプットとして使ったりしました。
またアガルートはテキストや講義内容がその他のオンライン予備校より詳しく、書き込み学習できるようになっているのでテキストに書き込んで答案例を読み返して、不安な部分の論述を確認するのもアリですね。
テキストはフルカラーではあるけど、大半は黒か青なので自分で書き込んでわかりやすくしていくのに向いていると思う。
その分汚れやすくもあるんですけどね!私は気にならないです。
アガル-トの口コミや評判は? まとめ
実際に使ってみてアガル-トの重要問題習得講座についてメリット・デメリットをレビューさせていただきました。
よい点と気になった点をもう一度まとめると、下記のようになりました。
- 網羅性が高い
- 自分で学ぶ力がつく
- 問題と解説のリンク性が高い
- 反復するのが大変
- 「重問」単体だとややとっつきにくい
アガル-トの受講を迷っているひとの参考になれば幸いです。
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