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難関資格マニア
30代社会人の難関資格マニア。
東大→LBS MBA卒。
国家総合職(国家公務員試験)上位合格者。
現在、海外駐在と育児をしながら司法試験予備試験受験生。
過去に大手予備校、独学、浪人、オンライン予備校すべて経験あり。

30歳から弁理士になるには。年収、キャリア、向き不向き、弁理士のすべて

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悩んでる人

弁理士になるにはどうしたらなれるの?
30歳過ぎても目指せる?

結論、弁理士は高卒でも、社会人でも、何歳でも目指すことができます。

また2019年度、司法書士試験合格者の平均年齢は37.8歳30代の合格者が140名で全体の49.3%。

合格者の年齢は20歳~76歳と幅広く、30代、40代はもちろん、セカンドキャリアで50歳以上の合格者も増えています。

この記事に向いている人

弁理士の魅力を知りたい人

弁理士になれるのか悩んでいる人

れみ

30歳すぎてから弁護士を目指し始めた法律初心者の私が、弁護士になるまでのストーリーは司法試験受験記に現在進行系で更新中。

目次

弁理士になるには

悩んでる人

弁理士って司法試験の次ともいわれるくらいの
超難関資格でしょ?

弁理士試験はその知名度こそそんなに高くありませんが、合格6~7%の超難関資格です。

弁理士になるには基本的には弁理士試験という最難関クラスの国家資格試験を突破せねばなりません。

そこでまずは弁理士になるにはどうすればよいのか、どんな人がなれるのか、下記のように分解してみていきましょう。

  1. 弁理士になるには
  2. 弁理士試験とは
  3. 弁理士の向き不向き
  4. 弁理士の仕事
  5. 弁理士の年収
  6. 弁理士のキャリアパス

では早速、それぞれの項目について見ていきましょう。

弁理士なるには① 弁理士になるには

弁理士になるには

弁理士になるには3つのルートがあります。

最も一般的なのは、弁理士試験に合格すること。弁理士試験の受験資格は特になく、年齢、学歴関係なくだれでも受験することができます

れみ

司法試験のように、ロースクールや予備試験を突破する必要がないというのは弁理士試験のいいところね。

2つ目のルートとしては、司法試験の合格者もまた弁理士として登録することが可能です。

3つ目のルートは特許庁に就職して、 審査官か審判官としてキャリアを7年以上積むと、弁理士の実務知識を備えているとみなされるため、弁理士登録することができます。

ただし、特許庁から内定をとるには国家総合職試験という司法試験レベルの難関試験を突破する必要があります。

また、審査官になるためには最低でも5年程度は必要になるため12年以上かかることになるので、弁理士になるためだけの目的でこの道に進むことは考えにくいでしょう。

弁理士なるには② 弁理士試験とは

弁理士試験は予備試験同様3段階の試験です。

1次試験は、短答式試験(マークシート形式)で、条文知識の正確性を問う試験。

2次試験は、論文式試験で、条文の応用能力が問われます。

3次試験は、口述試験で口頭での応答能力が問われます。

合格率はそれぞれ短答式が20%前後論文式が25%前後口述が95%前後。最終合格の確率がだいたい例年6~8%。

短答式のみ合格した人は合格発表日から2年間(翌年、翌々年)、短答式筆記試験のすべての試験科目が免除されるので、弁理士試験受験者の中には何年かに分けて受験をするという人も多いですね。

れみ

ちなみに論文式試験は一度合格すると永久に免除されるよ。その点は免除制度はなくシビアに1から受け直しの予備試験よりは比較的やさしいね。

弁理士試験突破後には、実務修習という集合研修とラーニングがありますが、これはほとんどの合格者が特許事務所勤務と掛け持ちして行います

つまり司法修習のようにガッツリ1年拘束されたりするものではありません。

弁理士なるには③ 弁理士の向き不向き

弁理士に向いている人の特徴は個人的に下記のように感じています。

  • 新しいことが好きな人
  • コツコツ努力できる人
  • 一人作業が好きな人
れみ

特許事務所勤務なら、世に出る前の新しい技術を見ることができるので、新技術なんかが好きな人には刺激的な職場だよね

新技術が発見されたら世間に発表される前に、最先端の発明を一番最初に見ることができるのが弁理士。わくわくする職業ですね!

詳しくは別途まとめたいと思います。

弁理士なるには④ 弁理士の仕事

実際に弁理士ってどんな仕事をするのでしょう。

弁理士は、特許法などを代表とする「知的財産法」を専門とする法律家です。

弁理士仕事
弁理士の仕事
れみ

弁理士免許は知財関連の最高峰国家資格だからこそ、弁理士しかできない仕事がたくさん。

言わずもがな弁理士は特許を始めとする知的財産権の専門家であり、人々からの法律相談に乗ったり、相手方と話し合ったりします。

業務の内容はおおまかに下記です。

産業財産権の取得(独占業務)

  • 権利の取得
  • 鑑定・判定・技術評価書
  • 外国における産業財産権の取得及び対応


産業財産権の紛争解決

  • 訴訟
  • 裁判外紛争解決手続
  • 輸出差止めなど


コンサルティング業務

  • 出願書類の取引関連業務
  • 契約の締結など
  • 著作権管理業務

弁理士なるには⑤ 弁理士の年収

弁理士の年収について、気になりますよね。

弁理士の年収については、平均すると約700万円と言われています。思っていたより少なそうに見えますが、平均で700万円ってかなりいいです。


弁理士は給与水準が高いですが、弁理士のキャリアはさまざまで、企業の知財部に勤める場合はその企業の平均年収に大きく依存するため、中小企業では700万円に満たないこともあるでしょう。


一方で、大企業で部長以上に昇りつめれば1,000万円以上になりますし、独立して開業すれば青天井です。
また当然ながら男女間の差も、ほとんど認められないのが特徴です。

受験生

キャリアパスも男女平等なのは士業に共通するいいところ!

弁理士なるには⑥ 弁理士のキャリアパス

弁理士登録録後のキャリアは大きくわけて3つ。法律事務所、特許事務所または普通の民間企業に就職するかの3つです。

弁理士のキャリアパス

多くの弁理士が最初に選ぶキャリアは特許事務所でしょう。それは特許事務所での下積みがのちのちのキャリアで評価されることが多いからです。

特許事務所では、特許などの申請をするための出願書類の作成を代行したり、知的財産分野に関する相談に乗ったりします。

特許事務所で出世してパートナーを目指すというキャリアもありますし、そのまま独立して開業をするという人もいます。

また、弁理士は法律事務所に就職をして、弁護士と一緒に業務を行うこともあります。

たとえば、知財に関する訴訟などがあった場合、実際の訴訟業務を行うのは弁護士ですが、そこで弁理士は代理人や補佐人として業務にあたります。

またこの他に知財の知識を生かして大学や研究機関での活躍の場もあります。知的財産の専門家として、あらゆる研究機関の成果を社会に還元するべく、研究員の一員としての活躍することもできます。

弁理士になるには まとめ

弁理士という職業は知名度こそそんなに高くはないですが、誰かの知的財産を守るという非常に重要な役割を担っています。

弁理士は世に出る前の技術や知的財産を最初に取り扱うことができる知的好奇心を刺激する仕事ですよね。

れみ

弁理士資格は受験者のほとんどが社会人。社会である程度別の仕事をしてからキャリアアップのために弁理士をとりたいと考えているひと多数。

また、弁理士試験は学歴や年齢の制限がなく、高校生でも目指すことができます。

これからどんなキャリアでも歩める学生はもちろんのこと、社会人でも目指せるのは嬉しいですよね。

弁理士を目指そうか迷っている人の一助となれば幸いです。

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