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難関資格マニア
30代社会人の難関資格マニア。
東大→LBS MBA卒。
国家総合職(国家公務員試験)上位合格者。
現在、海外駐在と育児をしながら司法試験予備試験受験生。
過去に大手予備校、独学、浪人、オンライン予備校すべて経験あり。

卒業生が書くロンドンビジネススクール(LBS)MBAの難易度・就職先【年収1.5倍?】

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受験生

ロンドンビジネススクール(LBS)の難易度ランキング、就職先を実際の中にいる人の声が聴きたい!ぶっちゃけ転職先どうなの?

筆者

金融業界→LBS卒業生です。OBOGの転職先もばっちりわかっているので、どんな人が中にいて、どのくらい転職後の年収上げられるのか答えるよ!

欧州ではフランスのInsead、ロンドンのLondon Business SchoolLBS)、スペインのIESEなんかが同じくトップ校として挙げられます。ヨーロッパのスクールはアメリカと違い1年~1年半で卒業できるところがほとんどで、生活費の高い欧米では比較的コストを抑えて海外MBAがとれると人気です。

筆者はLBS、オックスフォード、ケンブリッジに実際キャンパスビジットに行き、LBSに入学しました。その体験も交えて基本情報を見ていきたいと思います。

この記事では、下記2点について書きました。

  • LBSの基本情報・難易度
  • 実際LBSに通ってみてメリット・デメリット

受験記についてはこちらも参考にしてくださいね!

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目次

London Business School(LBS) MBAの難易度・概要は?

まずはLBSの概要から見ていきたいと思います。基本的な概要は簡単にして、経験談を重点的に書いていきたいと思います。

London Business School(LBS) MBAプログラムの種類

LBS の修士プログラムはMBAMiF(Masters in Finance post-experience)エグゼクティブMBAなどです。他にも、働いている人向けのパートタイムなどもありますし、学位や博士をとることも可能です。

2018年には更にプログラムを拡大しました。

LBSは自分のカリキュラムの組み方次第で最短15ヶ月~21ヶ月で卒業する時期を選ぶことができます。

オックスフォードケンブリッジのMBAは1年なので、それよりは少し長めです。

アメリカのスクールは2年かかるので、それよりも早く修了できるのは大きなメリットです。

でも、通常2年ないしは21ヶ月かかるプログラムを15ヶ月で卒業するのは大変なんじゃない?

個人的な意見ですが、15ヶ月で卒業するとカリキュラムが厳しいわけではありません。

MiF はほぼ同じことをやって1年なので、それに比べるとそもそもMBAはカリキュラムが緩めです。

21ヶ月かけて卒業する人はおそらくその間に転職活動やインターンシップをしていて、あえて引き延ばしている印象です。

London Business School(LBS) MBA 場所・立地

LBSは名前の通り、イギリスのロンドンにあります。

最寄りは駅はベーカーストリートで、観光地で有名なマダムダッソー、リージェンツパーク、シャーロックホームズ博物館から徒歩圏内の超都心にあります。

場所が都心ゆえ想像している大学のキャンパスとは違い、かなりこじんまりとしたキャンパスです。

知らない人が見たら、大学には見えないくらい新しくてスタイリッシュな建物です。

メインキャンパス棟図書館棟ジム・プール棟の3つに分かれています。

授業はメインキャンパスと図書館棟で行われ、お互いの行き来は徒歩5分くらいで、少し距離があります。

2018年にロゴも変更になりました。

一斉にグッツなどの切り替えがありちょっと寂しかったのを覚えています。

London Business School(LBS) MBA 人種・性別

LBSはダイバーシティを売りにしています。

毎年130カ国からの1,000人を超える学生が卒業しています。

イギリスの大学院でありながらイギリス人比率は非常に低く10%を切っていると年が多数です。

そもそもヨーロッパ人自体がそんなにいない印象でした。

私がいた年はメキシコ人、中国人(ほぼ香港人)、インド人が一番多かったです。

そもそもの人口が多いから取る人数をそれぞれの国の比率に合わせているのかもしれません。

また女性比率は35%と非常に高いです。

日本人はだいたい毎年20~30人程度で、結構多いと思います。

ほぼ毎年日本人女性も入学しています。

London Business School(LBS) MBA 留学費用は私費?社費?

後々詳しく書きますが、LBSはイギリスのMBAの中でも学費は高い方ですが、

80%以上はなんと私費留学しています。

日本人に一番社費が多く、年にもよりますがだいたい80~90%くらいの人が社費です。

その他の国ではアメリカ、ラテンアメリカ、韓国で社費を勝ち取ってきている人が数人いましたが、他の皆さんは多くは会社を辞めて留学にきているようです。

政府系機関出身の人はたいてい国費できていました。

そんなセレブ学校にみんなどうやって来ているの不思議に思うのですが、もともと金融やコンサル出身の高所得者が多いので、約2000万くらい~を貯金してから来ているのではないかと思われます・・

日本人からすると超リスキーに見えるけど、みんな転職への本気度が違うね。

London Business School(LBS) MBA 難易度・世界ランキング

フィナンシャル・タイムズの世界MBAランキングでは過去3度世界1位を獲得しており、20年連続でのTop 10入りとなる世界第7位にランキング、22年には8位ランキングしました。

また、MiFについては2011年以来、一度の2位を除いて常に世界最高と評価されている。

その他各国の主要メディアにおけるLBSのMBAの評価をまとめると以下の通りです。

Financial Times MBA rankings(2022年): 世界8位 (アメリカのスクールを除くと世界2位)

QS(2022年):世界6位(アメリカのスクールを除くと世界2位)

Wikipedia参照

LBSの合格率は非公開ですが、一般的に同等レベルといえるスタンフォードやMITなどのトップ校は10〜15%です。

London Business School(LBS) MBAのメリット

では実際にLBSに通ってみて感じたメリット・デメリットを書いていきたいと思います。

たくさんメリットを語りたいのですが、ここでは下記4つ紹介させてください。

  1.  アルムナイ・教授が世界最高レベル
  2.  施設・イベントの充実度がすごい
  3.  就職活動へのサポートが大きい 
  4.  短期間でMBAが修了できる

London Business School(LBS) MBA メリット① アルムナイ・教授が世界最高レベル

LBSに入るメリットは教授・アルムナイ(=同窓会)のネットワークの素晴らしさが最も特筆すべきポイントでしょう。

すでにMBAを検討している人ならMBA = 人脈を作る場との意識が高いことかと思います。

世界中にOBOGがいるので、広いネットワークができます。

私は卒業した後に別の国に移住したのですが、どこでも定期的にLBSのレセプションにも招待されました。そこでアルムナイとコネクションをつくることもできました。

また、日本の一流大学は生徒一流、教授二流なんて言われたりもしますが、LBSは違います。

まず有名教授の揃え方がエグいんですよ、もちろんカリキュラム自体も素晴らしいです。

詳しくはwikiに有名教授がまとめられていますが、金融の街ロンドンなだけあって特にファイナンスに関しては世界中から一流の人を集められています

最も有名な教授のひとりにあの30万部売れた人生100年時代構想「LIFE SHIFT」を書いたリンダグラットン教授がいるよ!

安倍政権が進める「人生100年時代構想会議」のメンバーにも既に起用されていますよ。LBSを目指すひとはぜひ読んでくださいね。

London Business School(LBS) MBA メリット② 施設・イベントの充実度がすごい

大学のキャンパス自体は小さいのですが、ジム・プール・図書館・オンラインの蔵書の閲覧は無料で卒業後も永久に使い放題です。

ジムには1クラス3.5ポンド~で利用できてしまうピラティスやズンバ、キックボクシングなどのレッスンも充実しています。(参考 以下ジムのレッスンスケジュール)

またイギリス国内の特定の大学で提携を組んで、学生が無料で使えるネットワークを提供しておりLBS以外でもWi-Fiを使うことができます。

試しにLSEやUCL、オックスフォード大学などほかの大学でもeduroam*のネットワークが使い放題です。


補足説明

Edroam = Education Roaming

大学や研究機関が提携して無料のネットワークを提供している環境。欧米だけでなく、日本、世界中で提携している場所であれば使用可能

また、LBSには自分の家族やパートナーを登録できるパートナークラブというものがあり、そこに登録すればパートナー会員も永年無料で使うことができます。

また、イギリスのAmazonプライムも半年間無料で使えます。

また、ためになるイベントだけでなくBBQやピクニックなどの開催も充実しています。

クリスマスの時期にはサンタのコスプレでロンドンの中心部のトラファルガー広場をハックするなど面白いイベントもやっています。

London Business School(LBS) MBA メリット③ 就職活動へのサポートが大きい

MBAって膨大な転職スクールなんですよね。入った瞬間から今後のキャリアについてのコンサルティングがされ、CVレビューのセッションを予約すれば添削もしてくれます。

また就職活動に使える写真も無料でLBSが撮影してくれますし、LBSのメールアドレスも使えて名刺もLBSから支給されます。

LBSのネットワークを使った企業説明会なども、ゴールドマンサックスや世界銀行などの名だたる企業が構内まできて、コーヒーチャットの時間を設けてくれます。

リンクドインを使った転職活動の方法などのレクチャーもあります。

投稿が見つかりません。

またロンドンの中心部という立地も最強です。ボストンキャリアフォーラムまでも約7時間です。またあまり知られていませんがロンドンキャリアフォーラムも開催されています。

ロンドンには大手金融機関やコンサルティングファームはたいていあるのでインターンシップに困ることはありません。

Googleがロンドンに新しいオフィスを建てましたし、start-up企業もロンドンで起業するところが少なくありません。

またミートアップやネットワーキングなどのイベントも必ずと言っていいほどロンドンを開催地の1つに選んでいますので、立地としては東京より有利ともいえるでしょう。

London Business School(LBS) MBA メリット④ 短期間でMBAが修了できる

私がイギリスを選んだ一番の理由は短期間で修士がとれることです。

私費で来ている人にはもちろん、社費で来ている人にもMBAに来ることは大きな投資です。長い時間を投資すればそれだけ時間的にも金銭的にもコストがかかります。

アメリカの場合は2年なので年間の学費×2年になります。

その間に私費の人は給料が無給になるのと、物価の高い国での生活費がかさみますので15ヶ月で修了できるLBSのほうが人によってはトータルでお得かもしれません。

通常2年かかるものがその約半分の期間で取れるのは大きなメリットです。

London Business School(LBS) MBA デメリット

次に私が感じたデメリットについて下記3つお伝えします。

  1.  学費が高い
  2.  ボストンキャリアフォーラムに行きにくい
  3.  イギリス人とのコネクションが作りにくい

London Business School(LBS) MBA デメリット① 学費が高い

LBSのデメリットの99%は金銭面でしょう。

残念ながら学費はめちゃくちゃ高いです。

MBAの学費は20年時点で£82,000/プログラムなので約1,000~1,200万円弱かかります。(ポンドは変動の激しい通貨ですので、年によっては最悪。)

これは15ヶ月で卒業しても21ヶ月しても同じ学費です。

そして残念ながら15年以降この学費は毎年上がりつつあります。

学費上げても志願者は減らないと見込んでいるいう大変強気なスタイルです。まあ仕方ないですよね。トップ校の学費は高いものなんです。

例えばハーバードは$72,000/年なので、2年間で約1600万円!!

それにしても、LBSの1,200万は高いですね。

それに加えて、ロンドンの都心ですので生活費は東京の1.3倍程度かかります。もっとかな?

ロンドンの物価の高さは侮ってはいけません(笑) 質の悪いアパートメントで月に30万とか普通にかかります。ロンドンと東京の物価比較はNUMBEOを参考にしてください。

London Business School(LBS) MBA デメリット② ボスキャリが遠い

MBA生が転職先やインターン先を探すためにいく、ボストンキャリアフォーラムにいくのが遠いのはややネックになります。

ロンドンにも同じくキャリアフォーラムはありますが、規模や企業の熱量を考えるとやはりボスキャリには叶いません。

その間の宿の確保など忙しい中でのスケジュール確保が必要になります。

その点はアメリカは広いですから、ボストン付近のMBA校も同じだとは言えます。

London Business School(LBS) MBA デメリット③ イギリス人の知り合いが作りにくい

前述しましたが、LBSには生徒にイギリス人があまりいません。

折角イギリスに来たからイギリス人のネットワークを作りたいという人には向いてないかもしれません。

ですが、いろんな国の人と過ごしたり人脈を作りたいという人には非常に向いている環境です。

そのまま現地就職してしまってから、やっとイギリス人と人脈を作り、イギリス人の文化を知るという感じになると思います。

で、肝心の就職先は?年収1.5倍ってほんと?

気になる卒業後の転職先についてお伝えします。

結論、年収1.5倍は全然あるでしょう。

ただし、LBSに来る人はもともとコンサルや外資金融の金持ちが多いので、そういう人は転職しない(暇つぶしにきている)人も一定数います。

私の同窓生の例をいくつか挙げさせていただきます。気になる方はLBSをリンクトインで検索してみると卒業生の行先が分かって面白いですよ。

これはただの一部です。

30代女性 外資金融→PEファンド
30代男性 外資コンサル→PEファンド
30代男性 日系証券→外資金融
20代女性 官僚→現地金融就職
20代男性 日系アセットマネジメント→英系アセットマネジメント
30代男性 政府系金融機関→日系PE
など

れみ

日系メーカー→外資戦略コンサル(MBB)マネージャー採用などは普通レベルであるので、確かに年収1.5倍は夢じゃなさそう。

2,000万円くらいの投資コストをかけても、行く価値たしかにありそうですよね。

イギリス現地に残るという人も多いです。

LBSは同窓生も外資金融やコンサル出身者が多いので、その仲間にリファラル出してもらったりしているケースも多いですよ。

London Business School(LBS) MBA まとめ

ヨーロッパのMBAもなかなか侮れないと思いませんか?

今回はLBSってどんな学校かというのを自身の体験からまとめさせていただきました。

メリット・デメリットについてまとめます。

メリット

  1.  アルムナイ・教授が世界最高レベル
  2.  施設・イベントの充実度がすごい
  3.  就職活動へのサポートが大きい 
  4.  短期間でMBAが修了できる

デメリット

  1.  学費が高い
  2.  日照時間が短い
  3.  イギリス人とのコネクションが作りにくい

LBSの受験記録については別で記事にしています。

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Waitlistではなく、史上最低点で受かった自信があるので、ぜひこちらも参考にしてもらえると嬉しいです。

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