London Business Schoolってどんな大学?【MBA受験記】

MBA

海外のMBAと言えば、アメリカが有名だけど・・ヨーロッパのほうが個人的に住んでみたいからヨーロッパに有名なMBAとか他の修士がとれるところってないの?

ヨーロッパのスクールはアメリカと違い1年~1年半で卒業できるところがほとんど。フランスのInsead、ロンドンのLBS、スペインのIESEなんかは有名だよ!今日はLBSについて見てみよう!

今回はイギリスのトップビジネススクールであるLondon Business School(以下LBS)についてまとめたいと思います。

筆者はLBS、オックスフォード、ケンブリッジに実際キャンパスビジットに行き、LBSに入学しました。

その体験も交えて基本情報を見ていきたいと思います。

この記事に向いている人

  • LBSってどんな大学か知りたい人
  • LBSを目指している人
  • ロンドンでの学生生活事情を知りたい人

この記事では、下記2点について書きました。

  • LBSの基本情報・難易度
  • 実際LBSに通ってみてメリット・デメリット

この記事を書いている私は・・

LBS をこの前卒業しました。2年弱ロンドンに住み、MBAを最速の15ヶ月で卒業しました。

受験記についてはこちらも参考にしてくださいね!

London Business SchoolのMBAの難易度は?どんな学校か?

まずはLBSの概要から見ていきたいと思います。

基本的な概要は簡単にして、経験談を重点的に書いていきたいと思います。

プログラム

LBS の修士プログラムはMBAとMiF(Masters in Finance post-experience)、エグゼクティブMBAなどです。2018年にプログラムを増やしました。

また、学位や博士をとることも可能です。

LBSは自分のカリキュラムの組み方次第で最短15ヶ月~21ヶ月で卒業する時期を選ぶことができます。

オックスフォードやケンブリッジのMBAは1年なので、それよりは少し長めです。

アメリカのスクールは2年かかるので、それよりも早く修了できるのは大きなメリットです。

15ヶ月で卒業するとカリキュラムが厳しいわけではありません。

MiF はほぼ同じことをやって1年なので、それに比べるとMBAはゆるゆるなんですよね。

21ヶ月かけて卒業する人はおそらくその間に転職活動やインターンシップをしていて、あえて引き延ばしている印象です。

場所・立地

LBSは名前の通り、イギリスのロンドンにあります。

最寄りは駅はベーカーストリートで、観光地で有名なマダムダッソー、リージェンツパーク、シャーロックホームズ博物館から徒歩圏内の超都心にあります。

場所が都心ゆえ想像している大学のキャンパスとは違い、かなりこじんまりとしたキャンパスです。

知らない人が見たら、大学には見えないくらい新しくてスタイリッシュな建物です。

メインキャンパスと図書館のある棟、ジム・プール棟に分かれています。

授業はメインキャンパスと図書館棟で行われ、お互いの行き来は徒歩3分くらいです。

2018年にロゴも変更になりました。

私は旧ロゴのときに入学したため、一斉にグッツなどの切り替えがありちょっと寂しかったのを覚えています。

人種・性別

LBSはダイバーシティを売りにしています。

毎年130カ国からの1,000人を超える学生が卒業しています。

そのイギリス人比率は非常に低く10%を切っていると年が多数です。

そもそもヨーロッパ人自体がそんなにいない印象でした。

私がいた年はメキシコ人、中国人(ほぼ香港人)、インド人が一番多かったです。

そもそもの人口が多いから取る人数をそれぞれの国の比率に合わせているのかもしれません。

また女性比率も非常に高く、ほぼ半数近くクラスにいる印象でしたが、実際は35%でした。

日本人はだいたい20~30人程度で、結構多いと思います。

毎年日本人女性も入学しています。

留学費用は私費?社費?

後々詳しく書きますが、LBSはイギリスのMBAの中でも学費は高い方です。

80%以上はなんと私費です!!

日本人に一番社費が多く、年にもよりますがだいたい80~90%くらいの人が社費です。

その他の国ではアメリカ、ラテンアメリカ、韓国で社費を勝ち取ってきている人が数人いましたが、他の皆さんは多くは会社を辞めて留学にきているようです。

政府系機関出身の人はたいてい国費できていました。

そんなセレブ学校にみんなどうやって来ているの不思議に思うのですが、もともと金融やコンサル出身の高所得者が多いので、約1000万~2000万くらい貯金してから来ているのではないかと思われます・・

うわばみ
超リスキー!みんな転職への本気度が違うね。

難易度

フィナンシャル・タイムズの世界MBAランキングでは過去3度世界1位を獲得しており、2019年には20年連続でのTop 10入りとなる世界第6位にランキングされました。

また、MiFについては2011年以来、一度の2位を除いて常に世界最高と評価されている。

その他各国の主要メディアにおけるLBSのMBAの評価をまとめると以下の通りです。

Financial Times MBA rankings(2019年): 世界6位 (アメリカのスクールを除くと世界2位)

QS(2019年):世界4位(アメリカのスクールを除くと世界1位)

ビジネスウィーク(2017年): (アメリカのスクールを除くと世界2位)

フォーブス(2017年):(アメリカのスクールを除くと世界1位)

Wikipedia参照

LBSの合格率は非公開ですが、一般的に同等レベルといえるスタンフォードやMITなどのトップ校は10〜15%です。

London Business Schoolに通ってみて感じたメリット

では実際にLBSに通ってみて感じたメリット・デメリットを書いていきたいと思います。

まずはメリットです。

たくさんメリットを語りたいのですが、ここでは4つ紹介させてください。

それでは下記4つを見ていきたいと思います。

  1.  アルムナイ・教授が世界最高レベル
  2.  施設・イベントの充実度がすごい
  3.  就職活動へのサポートが大きい 
  4.  短期間でMBAが修了できる

メリット① アルムナイ・教授が世界最高レベル

LBSに入るメリットは教授・アルムナイ(=同窓会)のネットワークの素晴らしさが最も特筆すべきポイントでしょう。

すでにMBAを検討している人ならMBA = 人脈を作る場との意識が高いことかと思います。

世界中にOBOGがいるので、広いネットワークができます。

私は卒業した後に東南アジアに移住したのですが、どこでも定期的にLBSのレセプションにも招待されました。そこで東南アジアのアルムナイとコネクションをつくることもできました。

また、日本の一流大学は生徒一流、教授二流なんて言われたりもしますが、LBSは違います。

まず有名教授の揃え方がエグいんですよ、もちろんカリキュラム自体も素晴らしいです。

詳しくはwikiに有名教授がまとめられていますが、金融の街ロンドンなだけあってファイナンスに関しては世界中から一流の人を集められています。

うわばみ
最も有名な教授のひとりにあの30万部売れた人生100年時代構想「LIFE SHIFT」を書いたリンダグラットン教授がいるよ!

安倍政権が進める「人生100年時代構想会議」のメンバーにも既に起用されていますよ。LBSを目指すひとはぜひ読んでくださいね。

メリット② 施設・イベントの充実度がすごい

大学のキャンパス自体は小さいのですが、ジム・プール・図書館・オンラインの蔵書の閲覧は無料で卒業後も永久に使い放題です。

ジムには1クラス3.5ポンド~で利用できてしまうピラティスやズンバ、キックボクシングなどのレッスンも充実しています。(参考 以下ジムのレッスンスケジュール)

またイギリス国内の特定の大学で提携を組んで、学生が無料で使えるネットワークを提供しておりLBS以外でもWi-Fiを使うことができます。

試しにLSEやUCL、オックスフォード大学などほかの大学でもeduroam*のネットワークが使い放題です。

補足説明

Edroam = Education Roaming

大学や研究機関が提携して無料のネットワークを提供している環境。欧米だけでなく、日本、世界中で提携している場所であれば使用可能

また、LBSには自分の家族やパートナーを登録できるパートナークラブというものがあり、そこに登録すればパートナー会員も永年無料で使うことができます。

また、イギリスのAmazonプライムも半年間無料で使えます。

また、ためになるイベントだけでなくBBQやピクニックなどの開催も充実しています。

クリスマスの時期にはサンタのコスプレでロンドンの中心部のトラファルガー広場をハックするなど面白いイベントもやっています。

メリット② 就職活動へのサポートが大きい

MBAって膨大な転職スクールなんですよね。入った瞬間から今後のキャリアについてのコンサルティングがされ、CVレビューのセッションを予約すれば添削もしてくれます。

また就職活動に使える写真も無料でLBSが撮影してくれますし、LBSのメールアドレスも使えて名刺もLBSから支給されます。

LBSのネットワークを使った企業説明会なども、ゴールドマンサックスや世界銀行などの名だたる企業が構内まできて、コーヒーチャットの時間を設けてくれます。

リンクドインを使った転職活動の方法などのレクチャーが始まります。

またロンドンの中心部という立地も最強です。ボストンキャリアフォーラムまでも約7時間です。またあまり知られていませんがロンドンキャリアフォーラムも開催されています。

ロンドンには大手金融機関やコンサルティングファームはたいていあるのでインターンシップに困ることはありません。

Googleがロンドンに新しいオフィスを建てましたし、start-up企業もロンドンで起業するところが少なくありません。

またミートアップやネットワーキングなどのイベントも必ずと言っていいほどロンドンを開催地の1つに選んでいますので、立地としては東京より有利ともいえるでしょう。

メリット③ 短期間でMBAが修了できる

私がイギリスを選んだ一番の理由は短期間で修士がとれることです。

私費で来ている人にはもちろん、社費で来ている人にもMBAに来ることは大きな投資です。長い時間を投資すればそれだけ時間的にも金銭的にもコストがかかります。

アメリカの場合は2年なので年間の学費×2年になります。

その間に私費の人は給料が無給になるのと、物価の高い国での生活費がかさみますので15ヶ月で修了できるLBSのほうが人によってはトータルでお得かもしれません。

通常2年かかるものがその約半分の期間で取れるのは大きなメリットです。

London Business Schoolに通ってみて感じたデメリット

次に私が感じたデメリットについて下記3つお伝えします。

  1.  学費が高い
  2.  日照時間が短い
  3.  イギリス人とのコネクションが作りにくい

デメリット① 学費が高い

LBSのデメリットの99%はこれでしょう。

残念ながら学費はめちゃくちゃ高いです。

MBAの£82,000/プログラムなので約1200万円弱かかります。

これは15ヶ月で卒業しても21ヶ月しても同じ学費です。

そして15年以降この学費は上がりつつあります。

学費上げても志願者は減らないと見込んでいるいう大変強気なスタイルです。

まあ仕方ないですよね。トップ校の学費は高いものなんです。

例えばハーバードは$72,000/年なので、2年間で約1600万円!!

それにしても、LBSの1200万は高いですね。

それに加えて、ロンドンの都心ですので生活費は東京の1.3倍程度かかります。

ロンドンの物価の高さは侮ってはいけません(笑)

ロンドンと東京の物価比較はNUMBEOを参考にしてください。

デメリット② 日照時間が短い

これはLBSがという問題ではないんですが、ヨーロッパは冬場の日照時間が短いので気分が暗くなります。

11月~2月までの間は特に日照時間が7~10時間くらいしかありません。

寒さは東京とそこまで変わらないのですが、16時ころに真っ暗になってしまう感覚はあまり日本人に馴染まず、稼働時間が短くなります。

逆に言うと、寒いので頭が冴えるというポジティブな面もあります。

デメリット③ イギリス人の知り合いが作りにくい

前述しましたが、LBSには生徒にイギリス人があまりいません。

折角イギリスに来たからイギリス人のネットワークを作りたいという人には向いてないかもしれません。

ですが、いろんな国の人と過ごしたり人脈を作りたいという人には非常に向いている環境です。

そのまま現地就職してしまってから、やっとイギリス人と人脈を作り、イギリス人の文化を知るという感じになると思います。

London Business Schoolってどんな学校? まとめ

ヨーロッパのMBAもなかなか侮れないと思いませんか?

今回はLBSってどんな学校かというのを自身の体験からまとめさせていただきました。

メリット・デメリットについてまとめます。

メリット

  1.  アルムナイ・教授が世界最高レベル
  2.  施設・イベントの充実度がすごい
  3.  就職活動へのサポートが大きい 
  4.  短期間でMBAが修了できる

デメリット

  1.  学費が高い
  2.  日照時間が短い
  3.  イギリス人とのコネクションが作りにくい

LBSの受験記録については別で記事にしています。

Waitlistではなく、史上最低点で受かった自信があるので、ぜひこちらも参考にしてもらえると嬉しいです。