英語が苦手でも海外のトップMBAは目指せる?
MBAといえば、経営学の大学院修士課程を修了すると得られる学位です。
ネイティブでも取得が難しい難関校のMBAを取得するには、バイリンガルじゃないと無理と思われがちですがそんなことありません。
ほとんどの人は非ネイティブから働きながら半年~1年の勉強期間でMBA受験をしています。
- 海外MBA合格に必要なスコアメイク・勉強量
- 英語が苦手な人でもトップMBAに合格する勉強法
今回はIELTS5.0という低スコアからトップMBAに合格した私の勉強方法をまとめました。
イギリスのトップビジネススクールであるLondon Business School(以下LBS)を無事修了しました。
受験時海外経験ゼロでIELTS5.0からスタートした私を独学でトップ校に合格させてくれたオンライン英会話はCamblyです。
ネイティブと英語面接の練習ができる専用のカリキュラムがあるのが他のオンライン英会話との違いです。
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【MBA受験記】London Business Schoolに必要な要件
まずLBSの受験に必要な要件は下記です。
- TOEFL(またはIELTS)
- GMAT(またはGRE)
- エッセイ1~2通
- GPA
- CV
- 推薦状2通
- Interview(面接)
※学校によって細かい要件が違います。また毎年要件は変わるので必ず志望校のHPを確認してください。 LBSの場合の詳細はLBS MBA Application HPを見てください。
海外MBAの場合は学校によって多少エッセイの本数の違いはあるものの、基本的にどの学校も最低限上記の準備を要求しています。
エッセイやCVなどの合格点は開示されていないため何が正解かははっきりわかりませんが、英語要件だけは必要とされるスコアを予想することができます。
MBA受験に必要なスコアメイク
そもそも海外のトップMBAって合格するのに何点くらい必要なの?
実際には、大学の公式サイトに何点以上必要であるなどはかかれていませんし、最低点を設定している大学も少ないのが現状です。(ただしオックスフォードやケンブリッジはTOEFLの最低ラインをそれぞれ100、110と設定しています。)
ここでは一般的必要とされるスコアを見ていきたいと思います。
MBA予備校で有名なアゴスジャパンが受講生の内トップ校合格者のスコアの平均値を出しているスコア分析が非常にわかりやすいので参考にしました。会員登録するとみることができます。
トップ校 | 上位校 | 一般校 | |
---|---|---|---|
TOEFL | 平均 110.1 Mid 80% 104-115 | 平均 105.5 Mid 80% 102-110 | 平均 110 Mid 80% 94-107 |
GMAT | 平均 720 Mid 80% 690-760 | 平均 680 Mid 80% 620-720 | 平均 644 Mid 80% 600-700 |
GPA | 平均 3.4 Mid 80% 3.0-3.8 | 平均 3.4 Mid 80% 2.9-3.9 | 平均 3.2 Mid 80% 3.0-3.4 |
Mid 80%とは、上位10%と下位10%を抜いたもの。受験生は一般的にはこのMid 80%を目指せばよいものとされている。区別のために一般校と書きましたが、「一般校」にカテゴライズされている大学も十分難関校です。
またそれぞれの学校は下記が詳細です。あくまでMBAだけで見ています。他の専門になればまた違ったカテゴリー分けになります。
トップ校 | 上位校 | 一般校 |
---|---|---|
Columbia | Carnegie Mellon | Emory |
Dartmouth | Cornell | ESCADE |
Harvard | Duke | Georgetown |
Insead(FRA) | HEC | IE |
MIT | IMD | Indiana |
Northwestern | New York | Ohio State |
LBS | UCLA | North Carolina |
UC Berkeley | Cambridge | Rochester |
Chicago | Michigan | Southern California |
Pennsylvania | IESE | UT Austin |
Oxford | Washington | |
Virginia | ||
Yale |
以上のデータからLBSへの合格は TOEFL 104点、GMAT690点 必要になるということですね!
LBSは合格者のスコアを開示していないので、ここからは実際に通ってみての肌感覚ですが、LBSは他の英系スクールよりも点数よりエッセイやその他のポイントを見てくれる学校だと思います。
実際にはGMATを700以上で落ちている人もいるし、逆にもっと低いスコアで入っている人もたくさんいたよ。
しかしながら、これは米トップ校だとありえないですし、OxBridgeも点数重視です。点数をちゃんと上げたい人は独学はやめたい方がいいです(笑)
またIELTS、GREで受験する方はこちらの変換表も参考にしてください。
【MBA受験記】London Business School MBAに合格する勉強法
では、実際にMBA合格のために行った勉強法と対策を要件別に紹介したいと思います。
- TOEFL(またはIELTS)
- GMAT(またはGRE)
- CV
- エッセイ1~2通
- Interview(面接)
- GPA
- 推薦状2通
※学校によって細かい要件が違います。また毎年要件は変わるので必ず志望校のHPを確認してください。 LBSの場合の詳細はLBS MBA Application HPを見てください。
受験を開始したときの私の状況について参考にしていただければと思います。
- 独学
- TOEFL未受験
- 英語が最も苦手
- IELTS 5.0スタート
- GMAT未受験スタート
- 11月に志望校をLBSに決定
先ほどの必要スコアを考えると、IELTS5.0(TOEFL35~45相当)がいかにヤバい数字がよくお判りいただけると思います。
本来であればIELTS7.5は少なくも必要になりますのが、私の目標スコアは半年でオーバーオールで7.5でした。
MBA受験要件① TOEFL・IELTSの勉強法
まずはIELTSについてです。私はTOEFLではなく、IELTSに特化して勉強しました。
典型的な英語の苦手な日本人のスタイルで、リーディングは普通、スピーキングが瀕死といった状況でした。そこでやったのは以下です。
- とにかく英単語を増やす。
- 英語のスピーキングの練習をする。
- リーディング・ライティングは得点源に。
私のように独学も可能ですが、独学の最も難しいのはカリキュラム設計とモチベーション維持ですね。英語についてはやはり型を覚えるという方法が習得が早いので、課金して早く点数到達したい!という人は予備校も検討してみてください。
英単語量を増やす
MBA受験には非常にたくさんの単語量が必要になり、また専門用語を求められます。
「英単語を覚える」というのは単純なことのように見えて、誰にできる上に効果的な勉強です。
単語が増えれば圧倒的に英語が読みやすくなります。
わたしたちは仕事する上で知らず識らずのうちにビジネス文書のさきを予想する力がついているので、単語さえわかれば、ある程度予想ができます。
単語帳は旺文社のIELTS3500だけを使いました。
その他はまず「mikan 」という無料英語アプリでとにかく単語を増やしました。
時間がなかったので、単語帳が開けないスキマ時間はひたすらボキャブラリーを増やすのに役立ちました。
LBSの同窓生にはiKnowという英単語アプリがよかったという声も多かったです。
ちなみにこのアプリは有料なのですが、DMM英会話を使うと月額1,510円が無料でつかえるという特典があります。
詳しくはこちら。
英語のスピーキングの練習
スピーキングで少なくともIELTSスコア 6 を切らない点数をとることが、トップ校合格のカギになります。
スピーキングだけは発音を直したり、英語でのプレゼンへの慣れることを独学で習得するのが難しいのでプロの力を借りるべきだと私は考えます。特にわたしのように受験時の海外経験が少ない人にとっては、まずは会話の慣れが必要です。
ネイティブとの英語面接に特化したコースがあるので、オンライン英会話の中でもCamblyをおすすめします。下記のように決まった英語面接のカリキュラムもありますし、講師に頼めば「こんな質問して!」なども対応可能です。
私は転職活動のときに使ったけど、15分x5日でも1か月でかなり話せるように。どんなに少なくても毎日やるのが大事だと感じました。
「受験勉強である程度の文法や単語はあるけど、話すのは苦手・・」というタイプの人は特に向いていると思います。しかしながら講師によって差があるのは現状なので、まずは評価の高いスーパー講師を中心に選ぶと失敗が少ないです。
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リーディング・ライティングは得点源に
多くの日本人にとってリーディング、ライティングが一番得点を稼ぎやすいですから、確実にここでIELTS7以上をとっていきたいところです。
ほとんどのMBA受験する社会人は基本的な文法は受験英語などで習得済みなので、後は過去問になれて復習することを繰り返すのが一番です。
使った参考書はオフィシャルガイドのみです。(過去問)
特に難しいことはせず、まとまった時間が取れるときは過去問を解いて、間違ったところを見直しの繰り返しです。
オフィシャルガイドのみ3周くらいやります。それ以上、他にやる必要はありません。
MBA受験要件② GREの勉強法
これはGMATでもGREでも同じですが、まず「マスアカ」を徹底的にやってください。
「マスアカ」は東京ですら本屋での取り扱いはほぼありませんから、一番安全なのは公式サイトから購入することです。
またはメルカリでも購入できる場合がありますが、公式サイトの方が安いことが多いです。
その他は公式ガイドブック(過去問)のみ。他に何かやる必要はありません。
英語は日本人には点が取りにくいので、数学を中心にやりこんでください。
これもIELTS同様、まとまった時間が取れるときは過去問を解いて、間違ったところを見直しの繰り返しです。
私は時間がなかったので、1周しかやっていません。
【中古】GRE official exam guide (ペーパーバック)
MBA受験要件③ CV ・Essayの対策
CVはA4の紙1枚以内にまとめ上げる必要があります。
基本は合格者のフォーマットから自分仕様にまとめるのが一番簡単です。
CVとエッセイのみ専門家に見てもらうことはしましたが、添削ではなくアドバイスをもらうのみで正直あまり意味がありませんでした。
これにお金をかける必要はありませんが、いったん深堀して書いてみて合格者のCVを参考に簡単にします。
ポイントは3点のみです。
- 短く、簡単に
- トップ校合格者にみてもらう
- できるだけ多くの合格者のCVを参考にする
MBA受験要件④ エッセイの対策
私の場合はエッセイはまず日本語でちゃんと書きました。
基本はCVに沿って、それと同時に自己PRのプレゼンも用意していたので、その2つと矛盾しないことを気をつけていました。
書いた内容は下記です。
これらを論理立てて書いてから、矛盾している点、重複などを省いてサマリーします。
あとは起承転結をたて、とにかくわかりやすく。中学生でもわかるように。
難しい言葉を使わず、簡単に日本語でかくことを優先しました。
LBSに入学したあともひたすら深堀させられるので、これは受験記にやっておいてよかったなと思っています。
MBA受験要件⑤ Interviewの対策
書類を提出したらInterviewまでは、二週間程度時間があります。その間は英語面接の準備をします。
MBAの場合はケーススタディで、ここでも落とされるので気を抜いてはいけません。
Interviewerを選ぶ
もし面接官を2名以上提示されて選べる場合は、自分と似た経歴の人を選びましょう。
学校によってちがいますが、Columbia など米系はできるようです。
官公庁の方はできれば、官公庁や国際機関のひとを。IT 業界の方は、スタートアップ系やITのひとを。
LBS の場合は約1週間前にInterviewerをLBS側から決められ、名前を教えてもらいました。
私はファイナルラウンドだったこともあってか、選択肢がなかったのですが選ばせてもらえる時もあるようです。
わたしの場合は卒業大学は違い、まあ同じともいえなくない金融業界の社長の方でした。
Interviewの練習はネイティブと
面接の練習はネイティブとやりましょう。英語ネイティブであれば日本人もアリだと思います。(実際の面接は対日本人が多いですし)
時間のない社会人受験生の英語練習にはやはりオンラインが一番です。Camblyであれば予約なしでいつでもできるので、英語習得に最も大事な「習慣化」が身につきます。
一気に1時間よりも毎日5分の方がスピーキングには効果ありだと実感しているので、ぜひ無料体験からやってみてください。
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MBA受験要件⑥ GPA・推薦書
GPAについてはもう変えられないので、気にする必要ないです。
他でカバーできればそこまで大きなウェイトを占めません。(多分)実際に私はGPA3.0なくても合格しましたから(笑)
MBA受験要件⑦ 推薦書
推薦書は2通以上必要になる場合が多いので、早めに書いてもらう人を決めましょう。
私はOBOGと自分の仕事ぶりをよく知っている人にお願いしました。
詳しくはこちらに書いています。
【MBA受験記】London Business School に合格する勉強法 まとめ
読んでいただいて分かる通り、やっていることは普通ですよね。
純粋に点数を上げるにはコツコツ努力するしかありません。
まずは英語、GMATの点数を上げるために準備していくしかありません。
その他のポイントをいかにAdmissionに評価してもらうかがポイントになります。点数の低かった私が気を付けた知りたい方はこちらも参考にしてください。